印刷物をもっと「つくる」「使う」「残す」ことを支援する、ブライター・レイターのブログです。

2012年1月10日火曜日

複雑化する印刷市場で勝ち残るための『戦略の3C』

新年が始まって早々ではありますが、来年度の事業計画策定に携わっておられる方々は既にお忙しい日々を過ごされているかと思います。今回は、事業計画の核となる「戦略」の策定に当たって基本的なフレームワークとなる『3C』について、ご説明したいと思います。

3Cとは、Customer(顧客)、Company(自社)、そしてCompetitor(競合)という3つの言葉の頭文字を表しています。戦略立案の際には、これらの3つの観点から状況を総合的に分析することが有効です。

最近の印刷業界において市場環境が厳しくなっている背景としては、Customer(顧客)のニーズが多様化していることに加えて、Competitor(競合)が増えているという側面もあります。印刷業界を見渡しても、製版や後加工が中心だった会社が印刷機を導入したり、印刷専門だった会社が後加工機を導入したりするケースが多々見られます。

また、他業界から参入した物流やシステム開発の会社が競合となるケースもありますし、比較的低価格で高機能のデジタル印刷機の登場により、印刷物発注企業の企業内印刷部門(インプラント)や印刷子会社が競合になるケースも増えています。さらに、Webマーケティング会社や印刷物の電子化を進めるシステムインテグレータなども、印刷会社の競合企業と見なすべき状況になっています。

こうした複雑化する印刷市場で勝ち残るためには、『3C』のフレームワークを活用して市場環境を適切に把握し、自社の競争力を高めるための戦略を策定することが重要です。その際、短期的に売上を伸ばす施策に加えて、中・長期的に競争力を強化するための、いわば「基礎体力作り」にも気を配る必要があります。

新年早々の気持ちも新たなこの時期に、普段よりも少しばかり大所高所から市場環境を分析し、自社の競争力向上の施策を検討するのはいかがでしょう。きっと、いつもとは異なる新しいアイデアが浮かぶことと思います。是非、お試しください。