印刷物をもっと「つくる」「使う」「残す」ことを支援する、ブライター・レイターのブログです。

2014年9月24日水曜日

「デジタル・マーケティング x デジタル印刷」という事業機会

今回、ad tech Tokyo 2014に参加して分かったのは、「パーソナライズされたメディアをタイムリーに提供すること」がデジタル・マーケティングにおける大きな話題のひとつだとということです。しかも、広告主の視点からみた場合、クロスデバイス/クロスメディアでタイムリーなone-to-oneマーケティングを実現することが求められています。

ad techらしく、会場では「ソーシャルメディア」「エンゲージメント」「ビッグデータ」など比較的広く知られているサービスに加えて、「ネイティブ広告」「SSP」「DMP」「プログラマティック」「キュレーションメディア」といったさまざまな新しい言葉/考え方/サービスが取り上げられていました。デジタル・マーケティングの世界では、これらを活用しパーソナライズされたメディアをタイムリーに提供しようとしています。

もちろん、これらの最新技術・最新サービスを理解し、自社の印刷サービスに組み込むことができれば、印刷会社にとって素晴らしいことだと思います。しかし、それは必ずしも不可欠ではありません。印刷会社にとって大切なのは、「パーソナライズされた印刷物をタイムリーに提供すること」です。そして、これはデジタル印刷を使えば可能です。

これまで、デジタル・マーケティングと印刷を全く別ものと考えていた方も多いかと思います。これは印刷会社に限らず、企業のマーケティングご担当者、デジタル・マーケティングに関わる方々でもそうだと思います。

しかし、デジタル印刷機が広く使われるようになり、デジタル印刷向けソリューションも充実してきている今、デジタル・マーケティングとデジタル印刷を組み合わせたサービスは、十分に現実的です。

ところで、下の写真はTwitter社によるキーノートで撮影したものです。Twitterは、自社をUnpredictable(予測できないこと)と位置付けています。また、会場でよしもとクリエイティブ・エージェンシーとの提携が発表されました。例えば、こうした動きをしているTwitterと組み合わせたデジタル印刷サービスには、どのようなものが考えられるでしょうか?

刺激的で市場規模も大きい魅力的な新規サービスを探している印刷会社の皆さん、この事業機会をぜひ実現してください!また、お手伝いが必要な際には、ぜひお声がけください (^ ^)