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2015年7月12日日曜日

drupa大胆予測 (3) :drupa 2016 は『IoP drupa』『AI drupa』『UX drupa』かも!?

気がつけば drupa 2016 まで残り約1年となりました。昨年7月に大胆予測(1)、また8月に大胆予測(2)を発表して以来少々間が空いてしまいましたが、本稿ではその第3弾を発表します!今回も大胆予測(2)と同様に、印刷業界の外でのトレンドを基にした予測になります。

さて、drupaの魅力のひとつに「少し未来」を見据えた展示が行われることがあります。もちろん、「印刷会社がすぐに導入・差別化できる最新機材・資材」が数多く発表されるのですが、同時に「実用化は数年後」というコンセプトモデルも様々な出展企業から提案されます。

では、drupa 2016 で数年後の実現を目指して提案されるテーマにはどのようなものがあるのでしょう?ブライター・レイターは、以下のキーワードに注目しています:

  • IoT(モノのインターネット, Internet of Things)
  • AI/ ML(人工知能 Artificial Intelligence/ 機械学習 Machine Learning)
  • UX(顧客体験, User Experience)

1)IoP drupa(IoP = IoT × 印刷):
IoTは、国内では今のところ「次世代型リモート監視/コントロール」という位置付けでの取り組みが中心です。これは、工場やオフィス、自動販売機などで行われているリモート監視/コントロールをIoTという新しい文脈/技術で進化させようというものです。また、海外では自動車や健康など、より個人の生活という分野での IoT活用が注目されています。

ブライター・レイターは、drupa 2016では『印刷物のインターネット(IoP, Internet of Prints)= IoT × 印刷』が大きな注目を集めると考えます。特に技術という点では、大胆予測(2)でご紹介した「ペーパーエレクトロニクス」も、IoP の流れの中でプロトタイプや開発・活用のロードマップが示されると思われます。


2)AI drupa:
ここ1年で急速に進化した技術の中に、ML(機械学習)やAI(人工知能)があります。MLは、グーグルやアマゾン、マイクロソフトなどがクラウドサービスとして提供し始め、AIについてもIBMのワトソンやソフトバンクのペッパーなど、日々のニュースで耳にすることが増えています。

以前、MarTechの記事でもご紹介しましたように、MLやAIはマーケティングの分野でも少しづつ利用され始めています。drupa 2016でも、AI/ MLを活用したマーケティングソリューションが様々な出展企業から提案されると考えられます。

あわせて、AI/ MLを実装した次世代ワークローも注目を集めることになるでしょう。ワークフローはAI/ MLによって、さらに効率性を高めることができます。また、マーケティングプラットフォームとの融合を進めることができ、その結果、提案力を高める武器としての一面を強化することもできるようになります。


3)UX drupa:
最近のマーケティング分野の重要なキーワードに、UX(顧客体験, User Experience)があります。実際に手に触れることができる印刷物は、インターネットサービスとは異なるUXを提供できます。drupa 2016では、『素晴らしいUXを提供する印刷物をつくろう!』という提案が、特にマーケティング志向の提案を意識している出展企業を中心に行われることが見込まれます。

マーケティング視点から見ると、先に挙げたIoPやAI/ MLも、UXを高めるための手段です。『最新技術』を打ち出すか、それとも『最新技術の活用法』を前面に出すか。出展企業の立ち位置を確認するのも、drupa 2016での楽しみのひとつになりそうです。

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