印刷物をもっと「つくる」「使う」「残す」ことを支援する、ブライター・レイターのブログです。

2024年6月10日月曜日

drupa2024 まとめ(速報). . . 今回は「ペーパーレスdrupa」!

 5月28日〜6月7日の11日間、世界最大の印刷機材展 drupa2024 がドイツ・デュッセルドルフで開催されました。8年ぶりのリアル開催となった今回、私も6月1日から5日まで会場で取材しました。

drupaには「インクジェットdrupa」といったニックネームが毎回つけられますが、取材を通して見えてきたのは「ペーパーレスdrupa」というものでした。その理由は、今回のdrupa会場で以下のような展示が目に付いたからです:


  • 枚葉インクジェット機
  • 産業用インクジェット機
  • 加飾ソリューション
  • 協働ロボット
  • ダッシュボード
  • その他:サステナビリティ、AI


会場では、減少傾向にある印刷物の魅力や価値を高める「加飾ソリューション」に加えて、ダンボールや紙以外に印刷できる「産業用インクジェット機」が様々なブースで提案されていました。また、工場の人手不足を解消しつつ人件費を抑えるための「(スキルレスで操作可能な)枚葉インクジェット機」「協業ロボット」「(見える化のための)ダッシュボード」もたくさんのブースで紹介されていました。最近のキーワードである「サステナビリティ」「AI」をペーパーレス化の流れの中でどう活用するか、についての展示も見受けられました。

また、会場で配布されるサンプルやパンフレットなどの印刷物もかなり減っていました。その一方、詳細情報は展示されている機材や資材、ソリューションなどの横にQRコードがあって、そこから入手するというパターンが増えていました。

drupaには、製紙会社もたくさん出展しているのですが、用紙そのものというより、サステナブルな取り組みを中心に紹介しているブースが多かった印象です。また、インキメーカも薄紙以外に印刷できるインクジェット用インクの提案が中心でした。

以上、ブライター・レイターのdrupa2024まとめ(速報)でした。やっぱりdrupaは刺激的で面白いです!特に、ペーパーレス化を前提にビジネスの修正・改革を進めている印刷会社にとっては、とても参考になったdrupaだったと思います。次回もとても楽しみです (^ ^)

この刺激&面白さをお伝えするためのdrupa2024まとめ資料を現在鋭意作成しております。こちらも準備ができましたら、事前資料と同じように配布したいと思いますので、もう少々お待ちください!


2024年5月14日火曜日

drupa2024事前資料 配布します!

世界最大の印刷機材展 drupa2024 の初日まで残り2週間となりました!8年ぶりのリアル開催となる今回、どんな内容になるでしょう?

バーチャル開催となった drupa2020 のおかげか、今回は主催者や出展企業からWebで事前情報が積極的に発信されています。ブライター・レイターでは、こうした事前情報を以下3つの資料にまとめました:

1)drupa2024概要
2)主な出展企業の事前情報まとめ
3)会場案内図/ Hall Plan

ご興味のある方とはこれらの資料を共有したいと思いますので、以下のメールアドレスにご連絡いただけますでしょうか。折り返し、ファイルをダウンロードできるURLをご連絡します。もちろん、「テーラーメイド型 drupa2024 ツアー!」のお申し込みやdrupa2024報告セミナー・報告記事などのご依頼も大歓迎です(笑):

info(アットマーク)connectedprint.tokyo
*(アットマーク)の部分を@に置き換えてください

ただ、人力での対応となりますので、ダウンロード用URLをお送りするのに多少お時間をいただくケースもあるかと思います。ご理解のほど、何卒よろしくお願いいたします。

また、これらの資料がお役に立つと思われた場合には、以下のサイトから「資料代」をお支払いいただければ幸いです。資料代は1口1,100円(税込)で、何口でも構いません(最大10口)。お支払いいただいた資料代は、現地での取材に使わせていただきます:

https://eventregist.com/e/d6DMFknlppGQ

資料について修正した方が良い点や、メーカの方から「この情報も追加してほしい」などのご要望がありましたら、ドシドシご連絡いただけますでしょうか。情報を修正・追加した資料は、改めて皆さんと共有したいと思います。

drupaに行かれる方も行かれない方も、8年ぶりのdrupaを存分に楽しみましょう!この資料が、少しでもそのお役に立てば幸いです。

なお、筆者は6月1日〜5日の期間、drupa会場で取材する予定です。drupaに行かれる皆さま、ぜひ現地でお会いしましょう!











2024年4月1日月曜日

ブライター・レイター、コスパ・タイパ・サステナビリティの高い印刷物をご提案するAIを開発!

 注)必ず最後までお読みください

2024年4月1日、ブライター・レイターは、コスパ・タイパそしてサステナビリティの高い印刷物のデザインや仕様、使い方などを生成・ご提案するAI『印刷LLM(英語名:PrintingLLM)』を開発したことを発表します。

「デジタルマーケティングの効果・成果をもっと高めたい」「お客さまにより良い『体験』を提供したい」「コミュニティをもっと盛り上げたい」「人手不足を解消したい」「ステークホルダーとの一体感をもっと高めたい「コミュニケーション活動のサステナビリティを高めたい」といったことは、印刷物を活用することで実現できます。

しかし、こうしたことを「相談したい相手がなかなか捕まらない」「そもそも、誰と相談すれば良いか分からない」という方もたくさんいらっしゃるかと思います。ブライター・レイターはこの度、そうした方々向けに『印刷LLM』を開発いたしました。

印刷LLMは、マーケティングやコミュニケーションの目的や対象、期待されている成果、ご予算などを対話を通じてお伺いすることで、その目的の達成に適した、コスパ・タイパ・サステナビリティの高い印刷物のデザインや仕様、使い方などを生成・ご提案するAIで、24時間・365日、いつでもどこからでも使うことができます。

ご提案内容にご納得いただければ、印刷MMLからそのままご発注いただくことも可能です。もっと詳しくご相談したいという方には、最適な印刷会社様などパートナー企業様にお繋ぎいたします。

印刷会社様にも、ぜひご利用いただきたいと考えています。印刷LLMは、印刷会社様の強みを活かしたご提案内容についてご相談に乗ったり、Webサイトやアプリなどと連携することでネット上での営業力を高めたりといった、御社印刷サービスの価値をさらに高めるためにご活用いただけます。

現在は、チラシやポスター、DMといった種類を対象としていますが、今後はパンフレットやカタログ、雑誌、書籍などにも対象を広げていく計画です。また、様々な言語にも対応することで、グローバルな展開も視野に入れています。

現在、パートナー様と一緒に生成するご提案の精度を高めています。サービス開始時期が見えましたら改めて発表いたしますので、楽しみにお待ちいただければ幸いです。ただ、4月1日の発表ですので、実現できない可能性も十分に考えられます。ご理解のほど、何卒よろしくお願いいたします!


【ブライター・レイターについて】

ブライター・レイターは、印刷物をもっと「つくる」「使う」「残す」お手伝いをするコンサルティング会社です。代表 山下潤一郎は、印刷市場動向や新しい印刷ビジネス機会をご紹介する『印刷市場案内人』としても活躍しています。


2024年3月6日水曜日

ブライター・レイター『テーラーメイド型 drupa2024 視察ツアー!』のご案内

今年5月28日〜6月7日の11日間、世界最大の国際印刷機材展 drupa2024がドイツ・デュッセルドルフで開催されます。2016年から8年ぶりのリアル開催となるdrupa2024では、インクジェット機やAIを含むファクトリー・オートメーション、サステナビリティといった最新の印刷機材やシステム、考え方などが紹介されます。

ブライター・レイターは今回、「コロナ禍で大きく変容した印刷市場の今、そしてこれからを自分の目で確かめたい」皆さま向けに、以下のような『テイラーメイド型 drupa2024 視察ツアー!』を企画いたしました。ぜひご参加ください!


【対 象】

  • 会社あるいは個人でdrupaに行かれる印刷会社の方。
  • 自社ブース以外の展示をしっかり視察したい出展企業の方、など


【日 程】

  • 2024年6月2日(日)〜 5日(水):
    • 上記期間のうち、ご都合のよろしい日にご参加ください。
    • 1日だけの参加も可能、4日間フル参加も大歓迎!


【会 場】


【ツアーの特徴】

  • あなたのご都合・ご興味に合わせてdrupa会場をしっかり視察できるテーラーメイド型!
    • 1日だけでも4日間ずっとでもOK!日程もテーラーメイドで!!
  • ガイドは 印刷市場案内人 ブライター・レイター 山下 潤一郎!
  • コロナ禍で大きく変わった印刷市場の「今」と「これから」が分かります!
  • 現地(drupa会場)集合・現地解散!
  • 開催前の直前見どころレポート・ツアー後の報告レポート付き!
  • 最大5名/日 の少人数制!


【こんなあなたにピッタリ!】

  • 印刷市場の最新動向と今後の展開を知りたい!
  • 印刷の仕組みを「スマート化」するポイントを知りたい!
  • 専門家のガイド付きでdrupa会場をしっかり視察したい!
  • 飛行機やホテルは自分で手配したい!


【ツアー内容(予定)】

  • あなたのご都合・ご興味にあわせて、デジタル印刷機材・資材ブース、ソフトウェア・ソリューション関連ブース、サステナビリティ関連ブースなどを中心に視察します:
    • あわせて、IoTやAIなど新技術関連ブースもできるだけ視察。
    • 事前にご興味のある分野などお教えください。
  • 毎日、drupa会場に10時集合、drupa会場で17時解散:
    • 昼休みは1時間程度を予定。その他休憩時間は適宜取ります。
  • ただし、ツアー内容は展示内容などにより適宜見直します:
    • 早めにご相談いただけましたら、ご希望にあわせたアレンジも可能です。


【料 金: 10万円/日(お一人さま、税別)】

  • 料金に含まれるもの:
    • ツアーガイド料(10時〜17時)
    • ツアー時に使用する無線通信機材レンタル料
    • drupa2024 開催前 直前見どころレポート・報告レポート
  • 料金に含まれないもの:
    • 現地までの交通費(飛行機代、電車代、など)
    • 現地での宿泊費、食費
    • drupa入場料(各自で事前にお申し込みください)
    • ツアー中の事故などに対する保険料、など


【お申し込み締め切り】

  • 2024年5月31日(金)
  • 料金のお支払い:お申込み後2週間以内:
    • お支払いいただけない場合、キャンセルとさせていただきます。


【注意事項】

  • ツアーの日程や内容は変更することがあります。最新の状況はお問い合わせください。
  • 諸般の事情によりツアーが中止になることがあります。ご了承の上、お申し込みください。


お問い合わせからこちらからお願いいたします。皆さまのご参加、心よりお待ちしております! 

Copyright: Messe Düsseldorf/ctillmann


2024年1月4日木曜日

【2024年 提言】生成AIで印刷DXを進めよう!

明けましておめでとうございます。
旧年中も大変お世話になりました。本年も何卒よろしくお願いいたします。

また、この度の能登半島地震により亡くなられた方々に深く哀悼の意を表するとともに、被災された皆さまに心よりお見舞い申し上げます。

さて、昨年大きな話題となった「生成AI」、今年はそれを印刷DXに積極的に活用していくことをオススメします!

今年も、次々と新しい生成AIそして生成AIを活用したサービスが開発・提供されるでしょう。その多くは無料で試すことができ、大きな投資なしで導入することも可能になりそうです。できることもどんどん増えます。皆さんが注目されている制作部門に加えて、例えば、MISや営業管理システムなどと連携することで、営業やマーケティング、管理部門など、様々な部署のDXを進めることもできるでしょう。

現在、多くの企業が「生成AI」や「業務効率向上/DX」といった言葉に興味を持っています。そのため、皆さまが蓄積した生成AIの活用ノウハウを提供することで、既存顧客との関係を深めたり新規顧客を開拓したりすることもできるようになります。

その際、印刷物を提供するお仕事とは違った切り口から顧客企業の課題などを把握できることから、新しいサービス機会を見つけることもできます。また、生成AIの勉強会やその活用を支援するサービス、さらには生成AIにはこだわらない形で顧客の課題を解決するサービスなど、新しい収益源をつくることもできます。

生成AIに関する著作権や個人情報・企業秘密などに関する懸念・議論を追っていると、過去約20年間のインターネットをめぐる懸念や議論を思い出します。その間、インターネットでは様々な新しいサービスが立ち上がり、印刷ビジネスを含めて広く利用されるようになりました。生成AIもこの先、現在のインターネットのように、広く活発に使われるようになるかも知れません。

生成AIは、まだ使われ始めたばかりの新しい技術です。今なら、顧客や競合に先駆けて、生成AIについての理解を深めたりその活用ノウハウを蓄積することができそうです。

ブライター・レイターも、印刷会社さま向けの『生成AI勉強会』を企画しています。その勉強会では、生成AIの最新動向を紹介したり、生成AIを使ったDX手法を試したり共有したりする予定です。詳細が決まり次第ご案内しますので、少々お待ちいただければと思います。

今年も印刷需要の減少が見込まれるなど、厳しい市場環境が続きそうです。しかし、生成AIで印刷DXそして顧客のDXを進めることで、厳しい市場環境にマケズ、売上・利益を伸ばしましょう!ブライター・レイターとしても、全力で貢献する所存です。改めて、本年も何卒よろしくお願いいたします!


注)上記画像は、画像生成AI「Midjourney」で作成したものです。プロンプトは "two beautiful dragons, one is green and another is white, they are dancing together pleasantly" (2頭の美しいドラゴン、1頭は緑色でもう1頭は白、彼らは一緒に楽しくダンスしている)でした。

2023年10月19日木曜日

印刷業界視点からの Canon EXPO 2023 の楽しみ方!

2023年10月19日・20日の2日間、Canon EXPOが開催されています(会場:パシフィコ横浜ノース)。これは、「キヤノンの事業・製品・技術の実力および総合力を示す」こと、また「次のフェーズにおける、経営ビジョン、事業・製品・技術の方向性を示す」ことを目的とするイベントです。

Canon EXPOは通常5年に1度のペースで開催されますが、コロナ禍を受けて前回(2015年)から8年ぶりの開催となりました。18日に開催されたオープニングセレモニーには、御手洗代表取締役会長兼社長 CEO はじめ、同社CFO・CTO、中国・米国・欧州・日本など世界各地の統括会社 社長が揃って出席し、同社として非常に注力しているイベントであることが伺えます。



印刷(プリンティング)は、メディカル、イメージング、インダストリアルと並ぶキヤノンの4つの産業別グループのひとつで、今回のCanon EXPOでも以下のような来年発売予定の印刷機や研究・開発中の印刷関連技術などが紹介されていました:

  1. varioPRINT iX1700:商業印刷向けB3/ A4サイズ対応枚葉水性インクジェット印刷機
  2. Label Stream LS2000:産業印刷向け水性インクジェットラベル印刷機
  3. Super Color Management、など


1. varioPRINT iX1700:

varioPRINT iX1700は、ラテックスインクを採用した商業印刷向けB3/ A4サイズ対応枚葉水性インクジェット機で、解像度 2400 x 1200dpi、印刷速度 170枚/分(A4サイズ)・73枚/分(B3サイズ)となっています。

インク層が薄く用紙の風合いを生かせるラテックスインクや高解像度のプリントヘッドで高い表現力を実現できることから、商業印刷市場をメインターゲットとしています。また、最初は4色機としてのスタートですが、ヘッドが設置されている部分を見るとまだスペースがあることから、多色化の可能性もありそうです。

ところで、この機種はヘッドが設置されている部分の筐体が透明になっていて、中を覗き込めるようになっています。また、ジョブの内容などを入力・確認する操作用ディスプレイが付いていません。こうした進化が、操作性・作業性・生産性・働き方などにどんな影響を及ぼすのか(あるいは、及ぼさないのか)にも注目したいと思います。

なお、こちらのデジタル印刷機の発売日は2024年4月、想定価格は5,000万円(税別)、インク代など運用に関わるコストは未定とのことです。



2. Label Stream LS2000:

Label Stream LS2000は、varioPRINT iX1700と同じくラテックスインクを採用した解像度 2400 x 1200dpiのデジタル印刷機で、こちらはラベル市場をターゲットにしています。最大印刷速度は40m/分、最大印刷幅 340mm、CMYK+ホワイトの5色機です。色数については、こちらもインクジェットヘッド部分にはスペースがあって、今後の多色化も期待されます。

今月初め(10月3日〜10月6日)に開催された日本包装産業展 JAPAN PACK 2023でも、様々な環境に優しいラベル用基材が紹介されていました。そうした基材をLabel Stream LS2000で印刷することで、印刷会社は「より環境に優しいラベル」を生産することができるようになります。

こちらの機種は2024年8月発売、想定価格 5,000万円(税別)の予定です。


3. Super Color Management (SCM):

Canon EXPO 会場では、開発中の基盤要素技術 Super Color Management(SCM)も紹介されていました。SCMは、「人の目でみた時に感じる色」を再現する技術で、異なる出力機で異なる用紙に印刷しても、全て「同じだと感じる色」を再現できます。

会場には、様々な用紙を様々なプリンターで出力したものを組み合わせて1つのイメージにしたサンプルが展示されていました。また、その場でデザインしたチラシやカードを異なる用紙・異なるプリンターで出力して色が合っていると「感じる」デモも行われました。

この技術、印刷物だけでなく、Webサイトに掲載された商品の色を実際のものと「同じだと感じる」ように合わせたり、メタバース間でロゴの色を合わせたりなど、デジタルの分野も含めていろいろ使えそうです。どんどん妄想が広がります(笑)。実装される日が楽しみです。



他にも以下のような、印刷業界の皆さんの参考になる様々な展示がありました:

  • マーケティングコラテラルのデザイン制作支援ツール CAG (Collateral Auto Generator)
  • 印刷現場の可視化ソリューション
  • プリンター保守業務のDXソリューション
  • MREAL:現実空間にバーチャルのCGデータを実寸大に重畳する技術(Mixed Reality)、など
MREALは、実際にデジタル印刷機の開発にも使われているそうです。ご興味のある方はぜひそのあたりもお伺いしてください(私は時間がなくてお伺いできませんでした・・・)。

会場には、実際にその製品・技術を開発した技術者の方々も説明員としていらっしゃいますので、普段なかなか分からない機械や技術の中だったり裏側だったりのお話も色々お伺いできます。お時間がある方は、会場に足を運ぶことをオススメします。私も、次回がとても楽しみです (^ ^)

2023年9月19日火曜日

ジョン・レノンの手書き修正付きリリース . . . ジョン・レノン「ロックン・ロール」

 ロックンロールは絶対に死なない。なぜかって?とってもたくさんの人がそれを愛してるからさ - ジョン・レノン

1975年、ジョン・レノンは1950年代〜60年代初頭のロックンロールの名曲をカバーしたアルバム「ロックン・ロール(ROCK 'N' ROLL)」を発表しました。先の文章は、その発表時に配布されたニュース・リリースの冒頭に書かれていたものです。


このリリースは、ジョンが自ら書いたもの。ロックンロールそしてロックミュージシャンへの熱い思いが全編通して感じられます。また、ジョンのステージを1回だけしか見ることができなかった母親の思い出にも、胸を打たれます。

しかもこのリリース、ジョンが修正した手書きのメモが(タイプライターで打ち直されることなく)そのままプリントされています。そのお陰で、「あ、(偉大なアーチストのリストに)ボ・ディドリーを入れ忘れてた!」と慌てて追加した場面も目に浮かびます(笑)。文末の手書きサイン&自画像もとても良い感じです。


さて、この手書きのメモがリリースに残されたのは意図的なことだったのでしょうか?おそらく、「修正する時間がなかった」というのが理由だったのでは、と思われます。もともと4月発売の予定だったのが、急に2月へと前倒しになったようなので。

ただ、手書きメモが残されたことで、ジョンの文章の上手さと相まって、このリリースにはジョンの(雲の上のスーパースターな感じではなく)すぐ隣にいそうな人間っぽさが感じられます。特にロック好きには、すごい親密さも感じられるでしょう(笑)。

多くの場合、企業が発表するリリースには発売日や価格といった客観的な事実や、その製品・サービスの狙いみたいなものが書かれていると思います。しかし、この「ロックン・ロール」のリリースを見ると、もっと「エモい」リリースもつくれることがわかります。広報宣伝の皆さん、ぜひもっともっとリリースを進化させましょう!

いやぁ、プリントって本当にいいものですね!