印刷物をもっと「つくる」「使う」「残す」ことを支援する、ブライター・レイターのブログです。
ラベル 印刷情報 の投稿を表示しています。 すべての投稿を表示
ラベル 印刷情報 の投稿を表示しています。 すべての投稿を表示

2013年12月27日金曜日

2013年の記事・講演まとめ

2013年も残すところあとわずか。お陰さまで、本年もたくさんの記事を書かせていただき、また講演させていただきました。記事をお読みいただいた皆さま、講演にご参加いただいた皆さま、本当にありがとうございました。

以下に、今年雑誌や新聞に掲載していただいた記事や講師を務めさせていただいたセミナーをまとめました。まだ読まれていない記事・ご参加されていない講演などございましたら、お時間がある時に記事や講演記録などをお読みいただけば幸いです。

来年も皆さまの「戦略立案・実践」「新規サービス立ち上げ」を通じた長期利益実現に貢献できますよう頑張りますので、何卒よろしくお願いいたします!

【主な記事など】
  • 2014における印刷市場のトレンドと必要な取組み 〜 2014年を印刷会社の逆襲が始まる年にするために(プリントソリューション2014)
  • デジタル印刷の最新動向とその成功に必要な取組み 〜 JGAS2013から見えてきたもの(印刷情報11月号)
  • 連載:未来を破壊する 〜 ラベル業界への提言(ラベル新聞 5月15日号〜11月15日号・計6回)
  • 中小印刷会社がJGASで注目すべきソリューション 〜 印刷市場の「適者」になるために(印刷情報9月号)
  • 座談会:デジタル印刷の「競争戦略」〜 わが社は「ここで」勝負する!(印刷情報9月号)
  • ハイブリッド印刷の最新動向 〜 国内市場における成功のポイント(印刷情報6月号)
  • 巻頭インタビュー:日本の印刷産業を映し出す ”印刷通販産業”(月刊プリテックステージ増刊 印刷通販Book)
  • いかにして ”未来を破壊” するコミュニケーションプロバイダーになるか(印刷情報1月号)

【主な講演など】
  • 日本印刷機材協議会さま「印刷会社は未来を作れるか 〜 先進企業に見る進路と展望」
  • 日本フォーム印刷工業連合会さま「米国市場視察報告
  • 10→30戦略室「PRINT13およびJGAS2013にみる新規事業機会」
  • JGAS2013:ブライター・レイター山下潤一郎が見るJGAS2013とは
  • JGAS2013:『特集』の司会:
    • 電通 北原利行 氏:パネルディスカッション登壇者がデジタル印刷に対して思いを語る
    • 花王 本間充 氏:クライアントから見た Print+α とは
    • トッパンコミュニケーションプロダクツ 谷本まりの 氏:新女性印刷人誕生
  • 三菱製紙さま「『未来を破壊する』しかけを作るツボ」
  • 神奈川県シール印刷協同組合青年部さま「破壊すべきシール印刷業界の未来」
  • 東京都印刷工業組合 城西支部さま「中小印刷会社が、印刷の未来を破壊する」
  • ジーエーシティさま「長期利益を実現するワークフロー活用法
  • 埼玉県印刷工業組合さま「外へ出て『未来を破壊』しよう! 〜 国内印刷市場の「新しい常識」」
  • 埼玉県印刷工業組合 営業士会さま「『未来を破壊する』印刷営業とは 〜 長期利益を実現するために」
  • デジタルドキュメントサービス研究会(D.D.S.S.)さま「外へ出て『未来を破壊』しよう! 〜 国内印刷会社の「新しい常識」」
  • 東京青年印刷人協議会さま「『未来を破壊する』ためのブランディングのツボ、お教えします!」
  • 東北地区印刷生産技術フォーラム(PEJIT)さま「外へ出て『未来を破壊』しよう!」
  • 富山県青年印刷人協議会さま「外へ出て『未来を破壊』しよう!」

2013年6月21日金曜日

印刷会社の競争戦略分析

印刷会社の取組みを『競争戦略』の面から評価・分析すること。
これが、「印刷情報 6月号」(印刷出版研究所)に掲載された記事「ハイブリッド印刷の最新動向 〜 国内市場における成功のポイント」を書いた際の目的のひとつでした。

これまで、「機材の導入・活用」「人材教育」「環境対応」「グローバル展開」「経営の心構え」などさまざまな視点から印刷会社に関する記事が書かれています。しかし、「競争戦略」という視点で書かれた記事は、私の勉強不足もあるかとは思いますが、読んだことがないかと思います。厳しい印刷市場を乗り越えるためには戦略が必要不可欠だと、さまざまなところで言われているにも関わらず、です。

そもそも、競争戦略とはなんでしょう?一橋大学教授 楠木健氏は、著書「ストーリーとしての競争戦略」(東洋経済新報社)で以下のように書いています:
  • 競争戦略は、「誰に」「何を」「どうやって」提供するかについてのさまざまな「打ち手」で構成されています。戦略は競合他社との違いを作るものです。さまざまな打ち手は他社との違いをつくるものでなくてはなりません。
  • しかし、個別の違いをバラバラに打ち出すだけでは戦略になりません。それらがつながり、組み合わさり、相互作用する中で、初めて長期利益が実現されます。
こうした観点で見ると、これまでの記事は「さまざまな打ち手」の紹介が中心で、「それらがつながり、組み合わさり、相互作用する中で、初めて長期利益が実現される」という部分に十分触れられていなかったようです。

今回、編集者のご厚意によりまとまったページ数をいただけましたので、ハイブリッド印刷に取組まれている印刷会社の競争戦略の分析・評価に取り組みました。その際、楠木教授の「ストーリーとしての競争戦略」という以下の様なフレームワーク(考え方)を使いました:
  • ストーリーとしての競争戦略は、さまざまな打ち手を互いに結びつけ、顧客へのユニークな価値提供とその結果として生まれる利益に向かって駆動していく論理に注目します。
  • つまり、個別の要素について意思決定しアクションを取るだけでなく、そうした要素の間にどのような因果関係や相互作用があるのかを重視する視点です。
こうした視点から競争戦略をまとめたのが、以下に挙げた図になります。四角の部分が「打ち手」、またそれぞれの打ち手をつなぐ矢印が「因果関係や相互作用」になります。こちらは、お茶や海苔、健康食品など向けパッケージ(軟包装)印刷会社 吉村紙業株式会社(東京・品川区)の例ですが、さまざまな打ち手が有機的につながって長期利益を実現していることが分かります。詳細は、「印刷情報 6月号」をお読みください (^ ^)

さて、こうした「競争戦略」の観点からデジタル印刷で成功している印刷会社を分析すると、以下のような共通点が見えてきました。これらの点につきましては、また改めてこちらのブログでご説明したいと思います:
  1. 既存事業とデジタル印刷サービスにシナジー(相乗効果)が出ている。
  2. 営業部門と生産部門が「マーケティング」で協業できている。
競争戦略ストーリーは、自社の戦略を客観的・包括的に分析・評価できる面白いフレームワークです。是非、皆さまも自社の「競争戦略ストーリー」作りに取組むことをオススメします!その際、お手伝いが必要でしたら、お気軽にお声がけください♪

2012年9月12日水曜日

デジタル印刷成功企業に共通する特徴(2)

今回取り上げる特徴は、「集客や受注に積極的にWebを活用している」というものです。拙訳書「未来を破壊する」において、ウェブ博士は「(印刷会社が)新しいメディアについて信用を得たり、経験を蓄積したりする最良の方法は、それらを頻繁に利用することなのである」と書いています。「未来を破壊する」では、新しいメディアを利用して得た信用や蓄積した経験を顧客に提供することで、印刷会社は売上・利益を伸ばすことができる、と話を進めています。

しかし、デジタル印刷に成功している印刷会社では、新しいメディアにおける経験を「自社の印刷物受注拡大」に結びつけているところも目に付きます。こちらの記事でご紹介した挨拶状ドットコムや英国のmooのような単品型印刷通販会社、「印刷情報9月号」の記事(34ページ)でご紹介した、自社サイトを「Web上での営業担当者」と位置付けたことで新規顧客開拓力を高めた印刷会社などが、例として挙げられます。以前mooでは、「ソーシャルサービス管理担当者」の求人が出ていたのを見て驚いたこともありました。

最近では、発注を受ける端末がパソコン以外にも広まっています。8月にJAGATで開催されたセミナー「未来を破壊する」についての徹底討論会では、JAGATの塚田会長から錦明印刷におけるスマートフォン向け Web to printシステム開発の取組みについてお話がありました。これはまだ始まったばかりではありますが、太平洋印刷はスマートフォンアプリから絵はがきを発注できるサービス「絵はがき」および発注した絵はがきを投函してもらえるサービス「投函しま〜す」を提供されています。

海外に目を向けると、Pic Collageというスマートフォンアプリがあります。これは、スマホで撮影した写真やスマホに取り込んだ画像を切り抜いたり貼付けたりしてコラージュを作ることができるアプリなのですが、これも作成したコラージュをポストカードとして印刷してもらうよう発注することができます(ちなみに、文末の画像がPic Collage で作られたコラージュのサンプルです)。

Webにおける集客方法や発注者が利用する端末は、どんどん変化しています。デジタル印刷に成功している印刷会社は、こうした動きに適切に対応しています。ウェブ博士も、「クライアントの先にいくこと:競合は無視すること」と書いています。クライアントの先にいくことで印刷ニーズを取り込み、デジタル印刷に成功していただきたいと思います。



2012年9月11日火曜日

デジタル印刷最前線 〜「印刷情報」2012年9月号

印刷出版研究所印刷情報」の最新号(9月号)では、『デジタル印刷最前線』という特集が組まれています。この特集で、私も『デジタルをメインストリームに - drupa以降のデジタル印刷サービス成功のポイント』という記事を掲載していただいています。この記事では、以下のような点についてご紹介しています:
  • drupaで紹介された最新機器について
  • それらの最新機器を活用することで見えてきた「デジタルをメインストリームに」できる可能性について
  • 印刷会社が「デジタルをメインストリームに」するために必要な取組みとその成功のポイントについて

また、「B2サイズデジタル印刷機がもたらす市場変化とビジネスチャンス - 現状と可能性を語る」という座談会にも、司会・進行として参加させていただきました。今回、drupa 2012で大きな話題になったB2デジタル機のキープレーヤーである以下の方々にご参加いただいたことで、非常に充実した内容の記事になっています:

『デジタル印刷最前線』には他にも、以下のような印刷会社さんによるデジタル印刷への取組みの事例紹介や用語解説などの記事もあり、とても読み応えのある特集となっています。是非、お読み下さい!





2012年4月18日水曜日

drupaの見どころ記事 @ 印刷情報4月号

前回のブログで項目だけご説明した「drupa 2012 の8つの見どころ」の詳細が印刷情報4月号にに掲載されていますので、是非お読みください。記事では、「見どころ」に加えまして、まとめとして「発想の転換」を通じてdrupaの成果を最大限に活用するためのポイントについても書かせていただきました。こちらも併せてお読みいただければと思います。

こちらの記事について、皆さまのご意見、ご感想などお伺いできれば幸いです。なお、私はdrupa会場には5月7日〜12日に行く予定です。もし見掛けましたら、お気軽にお声がけ下さい (^ ^)