印刷物をもっと「つくる」「使う」「残す」ことを支援する、ブライター・レイターのブログです。
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2018年1月26日金曜日

2018年 印刷業界『7つのキーワード』

1月12日開催のセミナー「印刷居酒屋」(!?)で「2018年 印刷市場7つのキーワード」を発表しました。それを(ほんの少しですが)バージョンアップしたのがこちらになります:
  1. MAからCXMへ:
    • MA:マーケティングオートメーション
    • CXM:カスタマーエクスペリエンスマネジメント
  2. 見える化・自動化・省力化
  3. Data Driven
  4. API連携
  5. シェアリング/ソーシャル/コミュニティ
  6. IoT, AI
  7. 自社印刷物の魅力アップ:
    • 自社印刷物 = 印刷会社の印刷物


これらのキーワードはそれぞれが完結・独立しているのではなく、お互いに関連・連携し合っています。中でも中心的なものがあって、それは1つ目のキーワード「MAからCXMへ」です。そのほか6つのキーワードはすべて「CXM」のためだからです。なお、CXMとは以下のような取り組みのことになります:
  • 顧客体験価値を向上させる。
  • より良い顧客体験を提供する。
  • 人間的な温かみや親しみ易さを感じてもらう、など


来月開催される印刷メディアの総合イベント page2018(会期:2月7日~9日)や今夏開催の国際印刷機材展 IGAS2018でも、こうしたキーワードを意識して出展内容を分析することで、あなたの会社の今後の展開についてさまざまな可能性が見えてくるでしょう。

これら「7つのキーワード」の詳細は、セミナーなどでご説明していきます。お近くで開催されるようなことがありましたら、ふるってご参加ください!もちろん、あなたの会社や団体のセミナーで講師としてお話させていただくのも大歓迎です (^ ^)

2017年5月19日金曜日

2020年以降に求められる印刷物(1)『顧客理解』に貢献する印刷物

印刷物は、広告主/印刷物発注企業のリアルでの情報提供やブランディングにおいて一定の役割を果たしています。では、企業の「顧客理解」(企業が顧客を理解すること) においては十分な役割を果たせているでしょうか。

デジタルネイティブの時代になって、Webの利用状況など企業が入手出来る顧客のデータは急速に増加しています。また、さまざまな情報源から得たデータを統合し、それを分析することもそれほど難しいことではありません。実際、顧客データを積極的に収集し、DMP(Data Management Platform)などのツールを使って膨大なデータをあれこれ分析している企業は増えています。

さて、企業はなぜデータを収集・分析しているのでしょう。例えば、「顧客への理解をもっと深めるため」にです。顧客を理解することは、コミュニケーションの効果・効率向上や、商品開発、価格設定といったマーケティング活動に大いに役立ちます。企業は、さまざまなデータをもとに顧客理解を深めているのです。

こうしたトレンドを踏まえると、2020年以降に求められる印刷物として、以下のような「企業にデータをフィードバックすることで顧客理解に貢献する印刷物」が考えられます:
  • 自動的にデータが取れる印刷物
  • アンケート調査などを通じてデータを取るサービスを組み合わせた印刷物、など
「顧客理解に貢献する印刷物」は、必ずしもWebと連携する必要はありません。ある飲料メーカーは、キャンペーンの応募ハガキをデータベースに取り込むことで顧客理解に役立てる取り組みを始めました。こうした「データベースへの取り込みサービスを組み合わせた印刷物」というパターンも考えられます。

もちろん、最新技術と組み合わせて自動的にデータが取れる印刷物も考えられます。例えば、Google I/O 2017の基調講演(2017年5月17日)で発表されたGoogle Lensを意識した検索を絡めて顧客のデータを取得・フィードバックする印刷物も、顧客理解に貢献できそうです。

印刷会社の皆さま、企業の顧客理解に貢献できる印刷物を開発・提供することで、2020年以降も大きく成長しましょう!
source: xda
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source: Android Central