印刷物をもっと「つくる」「使う」「残す」ことを支援する、ブライター・レイターのブログです。

2012年4月18日水曜日

みんなを『つなぐ』デジタル印刷(印刷界 2012年3月号掲載)

ブログにアップし損ねていましたが、「印刷界 3月号」(日本印刷新聞社)に「みんなを『つなぐ』デジタル印刷」という記事を書かせていただきました。こちらの記事は、「デジタルプリントの技術動向と活用法」という特集の中のひとつになります。

本稿は、印刷会社がデジタル印刷の特徴を活かして、みんな(印刷物発注者・発注者の顧客・自社)を『つなぐ』サービスの開発・実践に貢献することを目的としており、そのポイントとして以下の7点を挙げてそれぞれについてご説明しました:
  1. オフセット印刷も含む業務プロセスの標準化・自動化・効率化の実践
  2. 印刷物発注者の顧客(印刷会社からみれば「顧客の顧客」)の課題やニーズの把握
  3. 自社の強みや特徴を活かした「ユニークなサービス」を指向
  4. 提案内容をひと工夫
  5. 効果・効率を「見える化」し、それらの改善を続けること
  6. デジタル印刷専任チームを中心に、会社全体でデジタル印刷サービスの立ち上げ・拡大に取り組むこと
  7. パートナーと一緒に挑戦すること
これらの詳細については、「印刷界 3月号」をお読みいただければと思います。この記事についてのご意見・ご感想につきましても、是非お聞かせください。また、何かご質問がございましたら、お気軽にお問い合わせください。

エスプレッソブックマシーンでオリジナルノートを作ってみました

三省堂神保町本店(東京)の店頭に設置されているエスプレッソブックマシーン(EBM)で、オリジナルノートを作成しました。2010年12月のサービス開始時に「世界昔ばなし(上)ヨーロッパ」を作って以来、久しぶりの利用です。この間、「自費出版サービス」や「オリジナルに編集した本」など、EBMを使ったサービスは進化を続けています。

EBMでオリジナルノートを作成するサービス「神保町えらべる帳(ノート)」も、今年の4月2日に始まったばかりのサービスです。以下のパーツを自由に選んで組み合せることで、オリジナルなノートを作ることができます:

  1. 表紙/裏表紙
  2. ノート用紙(40枚)
  3. リング
  4. 罫線
  5. ボタン留め・ゴム留め(オプション)
  6. 用紙の追加(20枚、オプション)
私は、用紙を2種類 x 20枚、罫線も各用紙で2種類 という組み合わせで作成しました。さらに、表紙に文字も入れていただけるということでしたので、「BRIGHTER LATER」と入れてみました。ちなみに、今回使った桜の形のボタンは、春限定だそうです。

オリジナルノートを作る際にEBMを使うのは、「用紙に罫線を印刷する」部分だけです。それ以外は、製本機などを使った手作業になります。また、パーツを選ぶ際には店員さんにご相談するため、買う側としては楽しみはありますが、お店側としてはあまり効率的なサービスではないかもしれません。

店頭では「10分〜15分で作れます」と表示されていますが、私の場合、組み合わせを選ぶのに10分くらいかかり、また少々手間の掛かるオーダーだったこともあって、作っていただくのに30分ほど掛かりました。

ただ、出来上がりは満足です。表紙の色目や風合い、そして桜のボタン、とても可愛らしい仕上がりとなりました。さらに、「サービスです」といって、和紙の遊び紙も入れて下さったのですが、これもまたイイ感じです。神保町に行かれた際には、是非皆さんもオリジナルノート作りに挑戦してください。とても楽しいですよ♪ちなみに、お値段はオプションの桜型ボタンも含めて1,200円(税込)でした。

なお、こちらのノートは来月ドイツ・ドュッセルドルフで開催されますdrupaの会場にも持って行って取材で使用する予定です。会場では、海外の記者や出展社の方々にもお見せしたいと思います。どのような感想をいただけるか、とても楽しみです。




drupaの見どころ記事 @ 印刷情報4月号

前回のブログで項目だけご説明した「drupa 2012 の8つの見どころ」の詳細が印刷情報4月号にに掲載されていますので、是非お読みください。記事では、「見どころ」に加えまして、まとめとして「発想の転換」を通じてdrupaの成果を最大限に活用するためのポイントについても書かせていただきました。こちらも併せてお読みいただければと思います。

こちらの記事について、皆さまのご意見、ご感想などお伺いできれば幸いです。なお、私はdrupa会場には5月7日〜12日に行く予定です。もし見掛けましたら、お気軽にお声がけ下さい (^ ^)