2月6日〜8日の3日間、東京・池袋のサンシャインシティコンベンションセンターTOKYOで印刷機材展 page 2013 が開催されました。今回の page の来場者数は、初日に雪が降ったにも関わらず、主催者発表で64,760名とほぼ昨年並み(65,610名)となりました。この背景として、昨年 drupa があったにも関わらず国内で大規模が印刷機材展がなかったこと、厳しい市場環境の中で生き残り、さらには事業を拡大させるためのヒントを得たいという印刷会社の熱意があったことなどが挙げられると思います。
ただ、page 2013 に「最新の印刷機材」を期待して来場した方々は驚かれたかと思います。これまで毎回のように新製品が発表されてきたデジタル印刷機材を含め、ほとんど新製品(参考出品を含めて)の発表がなったのですから。
その一方で、新しいソリューションやビジネスモデルを求めて来場された方々には得るものが大きかった展示会だと思われます。前回までは、「印刷会社の経費削減」のソリューションが会場での提案の中心だったのですが、今回は「印刷会社の売上拡大」のためのソリューションやビジネスモデルが数多く提案されていました。
さらに、「印刷会社の売上拡大」の提案内容に様々なものが見られたことも、今回の大きな特徴として挙げられます。例えば、顧客(印刷物発注者)のセルフサービス化やアウトソース化など「経費削減」に貢献するものに加えて、コンテンツの多媒体での活用やリアルとWebの連動など「売上拡大」に貢献するものもありました。
こうした内容をまとめたレポートを10→30戦略室や印刷技術懇談会のサイトからダウンロードできるようにいたしましたので、是非ご参考にしていただければと思います。こちらの資料に関して何かご質問などございましたら、お気軽にお問い合わせください!
印刷物をもっと「つくる」「使う」「残す」ことを支援する、ブライター・レイターのブログです。
2013年2月25日月曜日
2012年9月3日月曜日
『未来を破壊する』ためには決断することが必要不可欠
先週は、月曜日(8月27日)にJAGATさんで開催された『未来を破壊する』の徹底討論会に参加し、土曜日(9月1日)にはこの本についての有志での読書会に参加しました。こうしたイベントにご参加された皆さんのご意見をお伺いする中で、印刷業界の暗澹たる未来を破壊するためには、「新しい常識」に沿った印刷サービスを確立・提供することに加えて、そもそも『未来を破壊する』ことに対する強い思いというか決心が必要不可欠であることを、改めて確認しました。
『未来を破壊する』では、そうした気持ちの部分について、例えば「起業家精神」という言葉で表現されています:
『未来を破壊する』では、そうした気持ちの部分について、例えば「起業家精神」という言葉で表現されています:
- 究極的に必要なことは、印刷会社のオーナーが起業家精神を再度持つことである。「再度持つこと」と言ったが、印刷会社はかつて、今よりもずっと起業家精神が旺盛であった。しかし今では、印刷産業は起業家精神を失っている(第4章より)。
- 起業家とは、他の誰も持っていないアイデアを持ち、それに従って行動する人々のことである。彼らは市場の中に、他の人には見えないビジネスやサービス、製品を見ることができる。
- 起業家は、人々が考えるようにリスクを取る人ではない。実際には、リスクを最小化しているのだ。目を大きく開けて状況に入り込み、自分が失敗を犯す危険に十分注意を払っている。
- ジョー・ウェブ博士とリチャード・ロマノ氏は、あなたが外へ出て顧客の意思決定やコミュニケーションのプロセスに加わる方法を示すために、この本を著したのである。
- 外へ出る価値があるのか、あるいは状況が良くなるのを願いながら同じことを繰り返し続けるのか、本書の読後にあなたは決断しなければならない。
『未来を破壊する』ためには、「外へ出るぞ!」という決断が必要不可欠です。先行きが不透明な市場環境において、外へ出るのは勇気が必要なことだと思います。しかし、「状況が良くなるのを願いながら同じことを繰り返し続け」ていても、先の展望は開けません。
このブログを読まれた方には、是非勇気を持って「外へ出る」(新しい取組みを始め、そして継続する)という決断をして、未来を破壊する取組みを始めていただければと思います。もし、こうした取組みに対するお手伝いが必要な方がいらっしゃいましたら、お気軽にお問い合わせ下さい (^ ^)
このブログを読まれた方には、是非勇気を持って「外へ出る」(新しい取組みを始め、そして継続する)という決断をして、未来を破壊する取組みを始めていただければと思います。もし、こうした取組みに対するお手伝いが必要な方がいらっしゃいましたら、お気軽にお問い合わせ下さい (^ ^)
2012年2月29日水曜日
デジタル印刷成功の秘訣
page 2012では、「多様なソリューションの紹介」が大きなポイントをして挙げられるかと思います。そうしたソリューションを導入・活用してデジタル印刷で成功するためには、以下のような取組みを進めることが求められます:
(2012年3月1日追記)
雪の中、2月29日に開催されました10→30戦略室セミナーにご参加いただきました皆さま、誠にありがとうございました。その際、他の講師の講演をお伺いしたり皆さまのご意見をお伺いしながら、以下も加えた方が良いと考えましたがいかがでしょう:
「デジタル印刷成功の秘訣」は、皆さまにご理解・実践していただき易いように進化させる必要がまだまだあると考えます。是非、皆さまのご意見をお聞かせください。
- オフセット印刷も含む業務プロセスの標準化・自動化・効率化の実践
- デジタル印刷専任チームを中心に、会社全体でデジタル印刷サービスの立ち上げ・拡大に取り組むこと
- 印刷物発注者の顧客(印刷会社からみれば「顧客の顧客」)の課題やニーズの把握
- 自社の強みや特徴を活かした「ユニークなサービス」を指向
- 提案内容にひと工夫
- パートナーと一緒に挑戦すること
(2012年3月1日追記)
雪の中、2月29日に開催されました10→30戦略室セミナーにご参加いただきました皆さま、誠にありがとうございました。その際、他の講師の講演をお伺いしたり皆さまのご意見をお伺いしながら、以下も加えた方が良いと考えましたがいかがでしょう:
- 効果・効率を「見える化」して、それらの改善を続けること。
「デジタル印刷成功の秘訣」は、皆さまにご理解・実践していただき易いように進化させる必要がまだまだあると考えます。是非、皆さまのご意見をお聞かせください。
2012年2月16日木曜日
page 2012 にみる印刷市場の注目のトレンド
2月8日〜10日の3日間、サンシャインシティコンベンションセンターTOKYO(東京・池袋)でpage 2012が開催されました。今回の来場者数は65,601人で、昨年度(73,729人)と比較して11%減という結果でしたが、会場は活気に溢れていたように感じました。
さて、今回のpageでは、皆さんはどの様な製品や展示内容に興味を持たれましたでしょうか?私は、以下のようなトレンドに注目しました:
さて、今回のpageでは、皆さんはどの様な製品や展示内容に興味を持たれましたでしょうか?私は、以下のようなトレンドに注目しました:
- 印刷会社の設備投資予算小型化への対応:
- ソフトウェア、特にクラウドサービスの提案増加
- ハードウェアの小型化(後加工機を中心に)、など
- 「印刷物の利用者」をより強く意識したソリューションの提案:
- 印刷サンプルの展示
- パーソナライズ、バージョニングの活用
- 付加価値を高める後加工
- Webやスマホ、タブレットも意識したサービス、など
- 『ワンソース - マルチユース』向けソリューションの広まり:
- クロスメディアワークフローなど
- 顧客(発注者)の売上増大に貢献するWebベースのソリューションの提案:
- DMやチラシの制作支援
- キャンペーンの企画・実施・管理支援
- インクジェット式デジタル印刷機の存在感拡大:
- 連続紙用インクジェット機を意識した新聞・出版分野に対する提案
- 菊半裁枚葉インクジェット機の販売開始
- A3ノビ枚葉インクジェット機への注目度アップ
- UVインクジェット機を使ったジョブの提案:
- ハイブリッドワークフロー × MIS で利益の最大化を目指す動き:
- 後加工まで含めた自動化・標準化・効率化を実現
- JDF連携
- スマートフォンやタブレットとの連携
- 番外編:「トレンドの芽」(まだ小さいですが、これから大きくなるかも!?):
- 節電ソリューション
- Japan Color認証制度対応サービス
- WebフォントによるWebサイトの表現力向上
- AR技術の広まり
と、こんな感じですがいかがでしょう?とはいっても、まだこれから情報を整理して行くなかで更に興味深いトレンドが見えてくるかもしれませんので、これはまだドラフトだとお考えいただければと思います。
なお、(修正されるかもしれませんが)上記ポイントの詳細については、2月29日に開催されます10→30戦略室のセミナーや Brighter Later News などを通じてご説明したいと思います。もちろん、pageについての情報交換も喜んでさせていただきますので、ご興味のある方は是非お声がけください (^ ^) 今回のpageについて、また上記のポイントについて、皆さんのご意見・ご感想を是非お伺いできればと思います。
2011年10月31日月曜日
カタログ依存度を下げる千趣会
10月27日にJAGATさんで開催された『通販市場におけるカタログ戦略とメディアの最新動向』についてのセミナーにおいて、千趣会 ベルメゾン生活スタイル研究所 坂本氏より、2011年度第2四半期(4月〜6月)における千趣会のネット受注比率は63%であるとのデータが示されました。千趣会が7月28日に発表した「2011年度 第2四半期 決算説明会」資料によれば、前年(2010年)の第2四半期のネット受注比率は57%であったことから、この1年間で大きく伸びたことが分かります。
また、同資料によれば、インターネットで商品をカートに入れることによる『純ネット売上』が伸びることで、ネット売上が順調に推移しています。ここ5年間における千趣会のネット売上推移をみても、カタログを見てカタログ申込番号を入力することによる『カタログ経由売上』はリーマンショックが起きた2008年度以降減少している一方、『純ネット売上』は順調に伸びています。その結果、ネット売上に占める『純ネット売上』比率はこの4年間で20ポイント以上高まっています。
純ネット売上が伸びるのとは逆に、千趣会はカタログの発行部数を大きく減らしています。2006年度には1億200万冊であったのが、2010年度には7,680万冊と25%減少しています。こうした動きをみると、千趣会はカタログ依存度を下げつつ売上を伸ばす道を探っているように思われます。
ところで、2011年度第2四半期でのネット売上における純ネット売上比率は74%でした。先ほど見たように売上に占めるネット受注比率は63%、そのうち純ネット売上比率が74%なので、まだ純ネット売上は売上全体の半分以下だと推測されます。こうしてみると、まだまだカタログは重要なメディアだと考えられます。
しかし、この先も純ネット売上が伸び、カタログを使った売上が伸び悩むようなら、カタログからネットへの本格展開が進む可能性も十分考えられます。例えば、アスクルは数年前に分厚い紙のカタログを発行するのを止めています。
印刷会社そして印刷業界としてこうした状況にどの様に対処するのか、千趣会さんの動向をみると、その議論に費やすことができる時間はそれほど多くないのかもしれません。
また、同資料によれば、インターネットで商品をカートに入れることによる『純ネット売上』が伸びることで、ネット売上が順調に推移しています。ここ5年間における千趣会のネット売上推移をみても、カタログを見てカタログ申込番号を入力することによる『カタログ経由売上』はリーマンショックが起きた2008年度以降減少している一方、『純ネット売上』は順調に伸びています。その結果、ネット売上に占める『純ネット売上』比率はこの4年間で20ポイント以上高まっています。
純ネット売上が伸びるのとは逆に、千趣会はカタログの発行部数を大きく減らしています。2006年度には1億200万冊であったのが、2010年度には7,680万冊と25%減少しています。こうした動きをみると、千趣会はカタログ依存度を下げつつ売上を伸ばす道を探っているように思われます。
ところで、2011年度第2四半期でのネット売上における純ネット売上比率は74%でした。先ほど見たように売上に占めるネット受注比率は63%、そのうち純ネット売上比率が74%なので、まだ純ネット売上は売上全体の半分以下だと推測されます。こうしてみると、まだまだカタログは重要なメディアだと考えられます。
しかし、この先も純ネット売上が伸び、カタログを使った売上が伸び悩むようなら、カタログからネットへの本格展開が進む可能性も十分考えられます。例えば、アスクルは数年前に分厚い紙のカタログを発行するのを止めています。
印刷会社そして印刷業界としてこうした状況にどの様に対処するのか、千趣会さんの動向をみると、その議論に費やすことができる時間はそれほど多くないのかもしれません。
2011年4月13日水曜日
デジタル印刷の現状と可能性
JAGATが発行する『プリバリ印 4月号』に、私の記事『デジタル印刷の現状と可能性』が掲載されました。この記事は以下の3つの記事で構成される『web x printing ウェブの進化と超印刷ビジネス』という特集のひとつになります:
この特集では、『ウェブは印刷サービスの付加価値を高めるためのツールのひとつ』ということが事例を通じて示されています。私の記事は、ウェブと組み合わせて使われることの多い『デジタル印刷』を、顧客(印刷物発注企業)からの『ご支持』を強化し、そして更に『お役立ち』するためのツールという視点からその可能性を分析したものです。これらの記事は東日本大震災前に書かれたものですが、震災後にも十分当てはまる内容だと思います。是非、ご一読下さい。
- コンテンツワークス株式会社『僕たちは世の中にない斬新な器を提供していく必要性を強く感じている』
- 株式会社 P'Sネットワーク『印刷から加工、発送までその日にやります』
- 山下潤一郎『スペシャルレポート:デジタル印刷の現状と可能性』
この特集では、『ウェブは印刷サービスの付加価値を高めるためのツールのひとつ』ということが事例を通じて示されています。私の記事は、ウェブと組み合わせて使われることの多い『デジタル印刷』を、顧客(印刷物発注企業)からの『ご支持』を強化し、そして更に『お役立ち』するためのツールという視点からその可能性を分析したものです。これらの記事は東日本大震災前に書かれたものですが、震災後にも十分当てはまる内容だと思います。是非、ご一読下さい。
2011年3月21日月曜日
がんばろう!東北、そして被災地の印刷・印刷関連会社 . . . (続)
JAGATさんのホームページには、連休中も被災地の印刷・印刷関連会社の状況についての記事がアップされています。是非、お読み下さい!
がんばろう!東北、そして被災地の印刷・印刷関連会社 3
http://www.jagat.jp/content/view/2726/422/
がんばろう!東北、そして被災地の印刷・印刷関連会社 4
http://www.jagat.jp/content/view/2727/422/
がんばろう!東北、そして被災地の印刷・印刷関連会社 5
http://www.jagat.jp/content/view/2728/422/
尚、がんばろう!東北、そして被災地の印刷・印刷関連会社 1, 2につきましては、こちらをご覧下さい。
がんばろう!東北、そして被災地の印刷・印刷関連会社 3
http://www.jagat.jp/content/view/2726/422/
がんばろう!東北、そして被災地の印刷・印刷関連会社 4
http://www.jagat.jp/content/view/2727/422/
がんばろう!東北、そして被災地の印刷・印刷関連会社 5
http://www.jagat.jp/content/view/2728/422/
尚、がんばろう!東北、そして被災地の印刷・印刷関連会社 1, 2につきましては、こちらをご覧下さい。
2011年3月18日金曜日
がんばろう!東北、そして被災地の印刷・印刷関連会社
JAGATさんのホームページに「各地から寄せられた自社の状況と今後の対応、そして被災地へのメッセージを紹介します」という記事がアップされています。被災地の印刷会社さんからは燃料や物流に対する懸念が示され、中部や西日本の印刷会社さんからは温かい支援の申し出が寄せられています。そして全国で共通するのは、「皆で一緒に頑張ろう!」という前向きな気持ちです。是非、皆さまもご一読下さい。
また、私でお役に立てることがありましたら、どんなことでも構いませんので遠慮なく声をお掛け下さい。
また、私でお役に立てることがありましたら、どんなことでも構いませんので遠慮なく声をお掛け下さい。
がんばろう!東北、そして被災地の印刷・印刷関連会社 1
がんばろう!東北、そして被災地の印刷・印刷関連会社 2
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