ブライター・レイターは2018年の基本方針を「
Make Prints Attractive Again!(印刷物を再び魅力的にしよう)」としています。では、2018年における魅力的な印刷物とは何でしょう?
まず、デジタル化が進むマーケティングやコミュニケーションと相性が良い印刷物(略して「デジタルと相性の良い印刷物」)が挙げられます。最近では、印刷物発注企業においてWebとリアルの両方を組み合わせてより良い顧客体験を提供しようとする動きが高まっていることから、リアルでのコミュニケーションメディアとしての印刷物には大きなチャンスがあります。
具体的には、例えば Data Driven な印刷物とか。あるいは、活版印刷物とか。人々は、デジタル化が進むとその対極にある手仕事の良さに惹かれます。活版印刷物は、こうした人々の気持ちに刺さることから、アナログなのにデジタルと相性が良かったりします。
ところで、ニューヨーク大学スターンスクール(経営大学院)の
スコット・ギャロウェイ教授の著書 "
The Four" によれば、「人々のセックスアピールへの欲求を満たしている」ことがアップル社が成功している理由だそうです。アップル製品は、あなたを性的な競合相手よりもっと魅力的(エレガントで華やかでリッチで情熱的)にするでしょう:これが、アップル社がマーケティングやプロモーションを通じて伝えているメッセージとのこと。
"The Four" には、これはさまざまな高級ブランドの最近のメッセージにも共通するものだとも書かれています。ということは、「セクシーな印刷物」はブランディングに大きく貢献できそうです。
「セックスアピール度の高さ」「セクシーさ」と聞いて私が思い出したのは(音楽の)ロックでした。この
ブログや
ツィッターで #ロックな印刷物 をいろいろご紹介していますが、魅力的なロックには、アルバムジャケットやポスターを含めてどこか下半身を刺激するものがあるような気がします。私が下品なだけかもしれませんけど(笑)。
2018年は、デジタルと相性の良い、そしてアップル製品やロックンロールのようにセクシーな「魅力的な印刷物」をどんどん提供・活用しましょう!