印刷物をもっと「つくる」「使う」「残す」ことを支援する、ブライター・レイターのブログです。

2012年1月30日月曜日

印刷会社のためのSEO/ twitter/ facebook活用法

印刷会社が競合よりも先んじて厳しい経営環境から抜け出すためには、Webを活用することも重要です。例えば、印刷会社はWebで自社をプロモーションすることにより、新規の見込客を獲得することができるようになります。また、自社が獲得した「Web経由で新規の見込客を獲得するノウハウ」を顧客に新規サービスとして提供することも可能となります。積極的にWebを活用するという取組みは、印刷業界ではあまり進んでいないことから、今スタートすれば競合よりも一歩先に成果を挙げることができます。

「でも、どこから手をつけたら良いのか分からない・・・」という印刷会社さんも少なくないかと思われます。そんな印刷会社さんには、2012年1月にTechCrunchというサイトで紹介された以下3つの記事がお役に立つと思います:


どの記事も「スタートアップが」とタイトルについていますが、これを「印刷会社が」と読み替えても十分成り立つ内容だと思います。ただ、肝心なところは英語なので、これから少しづつこのブログでポイントを紹介したいと思います。

2012年1月10日火曜日

複雑化する印刷市場で勝ち残るための『戦略の3C』

新年が始まって早々ではありますが、来年度の事業計画策定に携わっておられる方々は既にお忙しい日々を過ごされているかと思います。今回は、事業計画の核となる「戦略」の策定に当たって基本的なフレームワークとなる『3C』について、ご説明したいと思います。

3Cとは、Customer(顧客)、Company(自社)、そしてCompetitor(競合)という3つの言葉の頭文字を表しています。戦略立案の際には、これらの3つの観点から状況を総合的に分析することが有効です。

最近の印刷業界において市場環境が厳しくなっている背景としては、Customer(顧客)のニーズが多様化していることに加えて、Competitor(競合)が増えているという側面もあります。印刷業界を見渡しても、製版や後加工が中心だった会社が印刷機を導入したり、印刷専門だった会社が後加工機を導入したりするケースが多々見られます。

また、他業界から参入した物流やシステム開発の会社が競合となるケースもありますし、比較的低価格で高機能のデジタル印刷機の登場により、印刷物発注企業の企業内印刷部門(インプラント)や印刷子会社が競合になるケースも増えています。さらに、Webマーケティング会社や印刷物の電子化を進めるシステムインテグレータなども、印刷会社の競合企業と見なすべき状況になっています。

こうした複雑化する印刷市場で勝ち残るためには、『3C』のフレームワークを活用して市場環境を適切に把握し、自社の競争力を高めるための戦略を策定することが重要です。その際、短期的に売上を伸ばす施策に加えて、中・長期的に競争力を強化するための、いわば「基礎体力作り」にも気を配る必要があります。

新年早々の気持ちも新たなこの時期に、普段よりも少しばかり大所高所から市場環境を分析し、自社の競争力向上の施策を検討するのはいかがでしょう。きっと、いつもとは異なる新しいアイデアが浮かぶことと思います。是非、お試しください。

2012年1月5日木曜日

「他社の成功事例」より「自社の顧客ニーズ」を重視すること

明けましておめでとうございます。
本年も何卒よろしくお願いいたします。

昨年末、ある印刷機材メーカーの方とのお打ち合わせの際、「印刷会社さんが求めるのは他社の成功事例なんです」というお話しをお伺いしました。こうしたご意見は、他のメーカーの方々からも頻繁にお伺いします。印刷会社さんから直接、「成功事例を教えてください」と言われることも良くあります。

その時は、できるだけ存じ上げている事例をご紹介するのですが、その一方で、私は違和感を覚えます。もちろん、競合他社の成功事例が参考になることも少なくありません。しかし、競合の激しい現在の市場環境において印刷会社が売上・利益を伸ばすためには、競合他社の事例を参考にすることよりも、自社の顧客のニーズを把握し、それらを満たす独自の印刷サービスを企画・提供することが重要だと、私は考えるためです。

昨年亡くなったスティーブ・ジョブズ氏が多くのビジネスパーソンから一目置かれたのは、他社の成功事例を参考にしたからではなく、消費者にオリジナルで魅力的な製品の提供を通じて他社に成功事例を示したからです。2012年は、1社でも多くの印刷会社が、自社の顧客ニーズを満たす独自の印刷サービスを開発し、他社に成功事例を示していただければと思います。そのための貢献が出来ますよう、私も精進いたします。
よろしくお願いいたします!

ところで、上記の画像は今年のアップルストアの初売りで購入した MacBook Air です。軽くてとても使い易いです♪