印刷物をもっと「つくる」「使う」「残す」ことを支援する、ブライター・レイターのブログです。

2012年1月5日木曜日

「他社の成功事例」より「自社の顧客ニーズ」を重視すること

明けましておめでとうございます。
本年も何卒よろしくお願いいたします。

昨年末、ある印刷機材メーカーの方とのお打ち合わせの際、「印刷会社さんが求めるのは他社の成功事例なんです」というお話しをお伺いしました。こうしたご意見は、他のメーカーの方々からも頻繁にお伺いします。印刷会社さんから直接、「成功事例を教えてください」と言われることも良くあります。

その時は、できるだけ存じ上げている事例をご紹介するのですが、その一方で、私は違和感を覚えます。もちろん、競合他社の成功事例が参考になることも少なくありません。しかし、競合の激しい現在の市場環境において印刷会社が売上・利益を伸ばすためには、競合他社の事例を参考にすることよりも、自社の顧客のニーズを把握し、それらを満たす独自の印刷サービスを企画・提供することが重要だと、私は考えるためです。

昨年亡くなったスティーブ・ジョブズ氏が多くのビジネスパーソンから一目置かれたのは、他社の成功事例を参考にしたからではなく、消費者にオリジナルで魅力的な製品の提供を通じて他社に成功事例を示したからです。2012年は、1社でも多くの印刷会社が、自社の顧客ニーズを満たす独自の印刷サービスを開発し、他社に成功事例を示していただければと思います。そのための貢献が出来ますよう、私も精進いたします。
よろしくお願いいたします!

ところで、上記の画像は今年のアップルストアの初売りで購入した MacBook Air です。軽くてとても使い易いです♪