印刷物をもっと「つくる」「使う」「残す」ことを支援する、ブライター・レイターのブログです。

2012年2月29日水曜日

デジタル印刷成功の秘訣

page 2012では、「多様なソリューションの紹介」が大きなポイントをして挙げられるかと思います。そうしたソリューションを導入・活用してデジタル印刷で成功するためには、以下のような取組みを進めることが求められます:
  1. オフセット印刷も含む業務プロセスの標準化・自動化・効率化の実践
  2. デジタル印刷専任チームを中心に、会社全体でデジタル印刷サービスの立ち上げ・拡大に取り組むこと
  3. 印刷物発注者の顧客(印刷会社からみれば「顧客の顧客」)の課題やニーズの把握
  4. 自社の強みや特徴を活かした「ユニークなサービス」を指向
  5. 提案内容にひと工夫
  6. パートナーと一緒に挑戦すること
この詳細につきましては、本日(2月29日)の10→30戦略室セミナーでご説明いたします。お楽しみに (^ ^)

(2012年3月1日追記)
雪の中、2月29日に開催されました10→30戦略室セミナーにご参加いただきました皆さま、誠にありがとうございました。その際、他の講師の講演をお伺いしたり皆さまのご意見をお伺いしながら、以下も加えた方が良いと考えましたがいかがでしょう:
  • 効果・効率を「見える化」して、それらの改善を続けること。
これは、自社のジョブごとの経費/利益率などの効率性や発注者の販促活動の効果・効率などを指標化・測定することで「見える化」し、それらを評価・改善することを指しています。印刷会社は、ジョブごとの利益率を「見える化」することで、自社が得意なジョブ = 高く売ることができるジョブ を把握することができ、それを「4. 自社の強みや特徴を活かした「ユニークなサービス」」の開発・実践につなげることも可能になります。また、発注者の販促活動の効果・効率を評価する指標を設定・測定し、その改善方法を提案することができるようになれば、発注者とのつながりをさらに強めることができます。

「デジタル印刷成功の秘訣」は、皆さまにご理解・実践していただき易いように進化させる必要がまだまだあると考えます。是非、皆さまのご意見をお聞かせください。

2012年2月22日水曜日

10→30戦略室セミナー開催のお知らせ:2月29日(水)

私も参加しております10→30戦略室 2012年2月度セミナーの開催がいよいよ1週間後に迫りました!日時は4年に1度の2月29日(13時10分開場、13時30分スタート)、会場は東京都産業貿易センター 浜松町館(最寄駅 JR浜松町)です。

宮本さんと私の pageレビュー・drupaプレビューに加えて、弁理士 前川さんによる特許を活用した印刷会社の既存事業強化・新規事業立ち上げについての講演という、今回もとても面白い内容になっております。

まだお申し込みいただいていない皆さま、まだ少しお席に余裕がありますので是非こちらからお申し込みください。なお、セミナーの詳細は以下になります:


10→30戦略室 2012年2月度セミナー
『新規サービスの視点からみたpage 2012・印刷会社のための特許活用法』

【日 時】2012年2月29日 13時30分~16:30分(受付開始 13時10分)
【会 場】東京都産業貿易センター 浜松町館 第2会議室(地下1階)
JR浜松町駅 北口から徒歩5~6分
http://www.sanbo.metro.tokyo.jp/hama/index.html
【参加費】無料
【定 員】30名
【対 象】印刷会社の経営幹部、新規サービスのご担当者、知的財産管理ご担当者

【講演内容】
第1部「page 2012にみる新規サービス成功のヒント」
講演者 ブライター・レイター 山下潤一郎
第2部「page 2012に見る技術動向とdrupa 2012への流れ」
講演者 株式会社バリューマシーンインターナショナル 宮本泰夫
第3部「印刷会社のための『1時間でわかる特許活用法』」
合同会社23°C 前川真季(弁理士、理学/法務博士)

【参考情報:10→30戦略室メンバー】
山下 潤一郎:ブライター・レイター 代表
宮本 泰夫:株式会社 バリューマシーンインターナショナル 取締役副社長
前川 真季:合同会社23°C 副代表 弁理士、理学/法務博士
湯浅 夏奈:株式会社 面影屋 代表取締役


2012年2月17日金曜日

ブライター・レイター・ニュース バックナンバーのご紹介

ブライター・レイター・ニュースは、これまで7号が発行されました。以下にこれらの内容をご紹介しますので、ご興味のある方はお気軽にお問い合わせください:

  • No. 7(August 2011):
    • 特集:コミケにみる小ロット印刷サービスの事業機会
  • No. 6(March 2011):
    • 印刷業界が震災を乗り越えるために
    • JAPAN SHOP 2011に見る新しい印刷サービスの可能性
    • 印刷会社の強み分析:株式会社 ディグ
  • No. 5(February 2011):
    • 特集:PAGE 2011とCP+2011に見る印刷市場動向と事業機会
  • No. 3 & 4(January 2011):
    • 2011年の印刷市場動向予測
    • 印刷機材導入・活用成功のポイント:Kodak ColorFlowソフトウェア
  • No. 2(October 2010):
    • 電子書籍時代の出版印刷市場における新たな競合のポイント
    • コラム:オンデマンド印刷の定義
    • CDショップの魅力向上と売上拡大に印刷会社が貢献出来ること
    • 印刷機材導入・活用成功のポイント:HPインクジェット・ウェブ・プレス (Inkjet Web Press)
  • No. 1(September 2010):
    • 印刷会社の経営者が売上・利益増大のためにすべきこと
    • 印刷会社の強み分析:ヤマトシステム開発 e-オンデマンドソリューション
    • 印刷機材導入・活用成功のポイント:ハイデルベルグ・プリネクト

ちなみに、現在 No. 8 としてpage 2012 の特集号を準備しています。また発行しましたらこのブログでご報告しますので、お楽しみに♪


【ブライター・レイター・ニュースについて】

  • 毎号 100冊限定
  • A4 x 8ページ(No. 5 のみ16ページ)
  • 価格:12,000円(1部、税別)

2012年2月16日木曜日

page 2012 にみる印刷市場の注目のトレンド

2月8日〜10日の3日間、サンシャインシティコンベンションセンターTOKYO(東京・池袋)でpage 2012が開催されました。今回の来場者数は65,601人で、昨年度(73,729人)と比較して11%減という結果でしたが、会場は活気に溢れていたように感じました。

さて、今回のpageでは、皆さんはどの様な製品や展示内容に興味を持たれましたでしょうか?私は、以下のようなトレンドに注目しました:

  • 印刷会社の設備投資予算小型化への対応:
    • ソフトウェア、特にクラウドサービスの提案増加
    • ハードウェアの小型化(後加工機を中心に)、など
  • 「印刷物の利用者」をより強く意識したソリューションの提案:
    • 印刷サンプルの展示
    • パーソナライズ、バージョニングの活用
    • 付加価値を高める後加工
    •  Webやスマホ、タブレットも意識したサービス、など
  • 『ワンソース - マルチユース』向けソリューションの広まり:
    • クロスメディアワークフローなど
  • 顧客(発注者)の売上増大に貢献するWebベースのソリューションの提案:
    • DMやチラシの制作支援
    • キャンペーンの企画・実施・管理支援
  • インクジェット式デジタル印刷機の存在感拡大:
    • 連続紙用インクジェット機を意識した新聞・出版分野に対する提案
    • 菊半裁枚葉インクジェット機の販売開始
    • A3ノビ枚葉インクジェット機への注目度アップ
    • UVインクジェット機を使ったジョブの提案:
  • ハイブリッドワークフロー × MIS で利益の最大化を目指す動き:
    • 後加工まで含めた自動化・標準化・効率化を実現
    • JDF連携
    • スマートフォンやタブレットとの連携
  • 番外編:「トレンドの芽」(まだ小さいですが、これから大きくなるかも!?):
    • 節電ソリューション
    • Japan Color認証制度対応サービス
    • WebフォントによるWebサイトの表現力向上
    • AR技術の広まり

と、こんな感じですがいかがでしょう?とはいっても、まだこれから情報を整理して行くなかで更に興味深いトレンドが見えてくるかもしれませんので、これはまだドラフトだとお考えいただければと思います。

なお、(修正されるかもしれませんが)上記ポイントの詳細については、2月29日に開催されます10→30戦略室のセミナーや Brighter Later News などを通じてご説明したいと思います。もちろん、pageについての情報交換も喜んでさせていただきますので、ご興味のある方は是非お声がけください (^ ^) 今回のpageについて、また上記のポイントについて、皆さんのご意見・ご感想を是非お伺いできればと思います。