印刷物をもっと「つくる」「使う」「残す」ことを支援する、ブライター・レイターのブログです。

2012年2月16日木曜日

page 2012 にみる印刷市場の注目のトレンド

2月8日〜10日の3日間、サンシャインシティコンベンションセンターTOKYO(東京・池袋)でpage 2012が開催されました。今回の来場者数は65,601人で、昨年度(73,729人)と比較して11%減という結果でしたが、会場は活気に溢れていたように感じました。

さて、今回のpageでは、皆さんはどの様な製品や展示内容に興味を持たれましたでしょうか?私は、以下のようなトレンドに注目しました:

  • 印刷会社の設備投資予算小型化への対応:
    • ソフトウェア、特にクラウドサービスの提案増加
    • ハードウェアの小型化(後加工機を中心に)、など
  • 「印刷物の利用者」をより強く意識したソリューションの提案:
    • 印刷サンプルの展示
    • パーソナライズ、バージョニングの活用
    • 付加価値を高める後加工
    •  Webやスマホ、タブレットも意識したサービス、など
  • 『ワンソース - マルチユース』向けソリューションの広まり:
    • クロスメディアワークフローなど
  • 顧客(発注者)の売上増大に貢献するWebベースのソリューションの提案:
    • DMやチラシの制作支援
    • キャンペーンの企画・実施・管理支援
  • インクジェット式デジタル印刷機の存在感拡大:
    • 連続紙用インクジェット機を意識した新聞・出版分野に対する提案
    • 菊半裁枚葉インクジェット機の販売開始
    • A3ノビ枚葉インクジェット機への注目度アップ
    • UVインクジェット機を使ったジョブの提案:
  • ハイブリッドワークフロー × MIS で利益の最大化を目指す動き:
    • 後加工まで含めた自動化・標準化・効率化を実現
    • JDF連携
    • スマートフォンやタブレットとの連携
  • 番外編:「トレンドの芽」(まだ小さいですが、これから大きくなるかも!?):
    • 節電ソリューション
    • Japan Color認証制度対応サービス
    • WebフォントによるWebサイトの表現力向上
    • AR技術の広まり

と、こんな感じですがいかがでしょう?とはいっても、まだこれから情報を整理して行くなかで更に興味深いトレンドが見えてくるかもしれませんので、これはまだドラフトだとお考えいただければと思います。

なお、(修正されるかもしれませんが)上記ポイントの詳細については、2月29日に開催されます10→30戦略室のセミナーや Brighter Later News などを通じてご説明したいと思います。もちろん、pageについての情報交換も喜んでさせていただきますので、ご興味のある方は是非お声がけください (^ ^) 今回のpageについて、また上記のポイントについて、皆さんのご意見・ご感想を是非お伺いできればと思います。