私がポータルサイトのエキサイトに在籍していた10年くらい前から「動画広告」という言葉はありましたが、現時点では広告主として「真剣に勉強している分野」(本間氏)、またメディアとして「一番儲かっている分野」(志村氏)となっているそうです。
では、イマドキの動画広告というのはどういうものなのでしょう?こちらが、今回のイベントで紹介されたもの(一部)です:
- ホンダ「アイルトン・セナの鈴鹿世界最速ラップを再現」
- ロッテ カフカ「ふかふかかふかのうた」
- サントリー「忍者女子高生 制服で大回転」
- ネスレ「キットカット ビタースウィート 〜 オトナの交差点 〜」
- 七幅タオル「TOWEL STORY(父と娘篇)」
共通する特徴としては、こんなものがありそうです:
- 商品を前面に打ち出さない。
- ブランディングに貢献。
- 尺(時間)など定型フォーマットは無い。
- 感情に訴える
- Webでしか視聴できない、など
これは、以下のようなテレビCMの反省を踏まえた上で目指している方向のようです。つまり、動画広告とテレビCMは(少なくとも昨夜の登壇者の間では)「全くの別物」と考えられています:
- 商品説明が多すぎる。
- 商品の認知度向上中心。
- 尺が15秒・30秒に固定されているなど、定型フォーマットあり。
- 番組中に強制的に視聴させている。
- 嫌われている(録画視聴の場合には飛ばされる)
- 見たいものを必ずしも見ることができない(放送時間が分からない)、など
イマドキの動画広告については、「バズらせてほしい(口コミで広めてほしい)」「100万ビューほしい」など広告主サイドの期待は高い(加藤氏)そうなのですが、必ずしも思い通りにいかないのが悩みとのこと。力を入れて作ったのに1,000ビューくらいで終わってしまった、というケースもあったり。
さて、ここで印刷物の出番です!