印刷物をもっと「つくる」「使う」「残す」ことを支援する、ブライター・レイターのブログです。

2016年2月25日木曜日

マネタイズ方法を進化させよう!

皆さんは「マネタイズ」という言葉をご存知でしょうか?「知恵蔵2015」では、以下のように説明されています:
  • ネット上の無料サービスから収益をあげる方法のこと。収益事業化。もともとは金属から貨幣を鋳造するという意味で使われていたが、2007年頃からIT用語として使用されるようになった。

皆さんの会社でも、顧客にもっと役立つようサービス内容を日々改善していることでしょう。しかし、サービスのマネタイズ(収益化)まで含めて進化させている印刷会社は、それほど多くないと思われます。これはとてももったいないことです。なぜなら、マネタイズ方法を進化させることで以下が可能になる(かもしれない)からです:
  • 収益の増大
  • 収益の安定化
  • 収入源の多様化
  • 過度な価格競争からの脱却
  • 提供しているサービスの価値についての理解の深化:自社内・顧客内、など

さて、サービスのマネタイズ方法を進化させる際には、以下の3点を明確にすること・それらを組み合わせて考えることが必要不可欠です:
  • キャッシュポイント:
    • 課金対象になるひとつひとつの「サービス名」
  • 課金方法:
    • 都度課金・継続課金(月額課金など)
  • 料金:
    • 「無料」も含めて
例えば、「印刷物の効果測定」もキャッシュポイントのひとつです。効果測定を、新規に印刷物を製作した際に1回だけ行うなら課金方法は「都度課金」ですが、ある期間定期的に(例えば1年間毎月1回)行うなら「継続課金(月額課金)」になります。その際、有料サービスとして提供することもできますし、無料にすることも可能です。

課金できるキャッシュポイントが増えれば、収益源を多様化することができます。その際、継続課金ができれば定期的な収入を実現できます。仮に、あるサービスが「0円」になる場合でも、別の利益率の高いサービスの料金の過度な値引きを防ぐことができれば、利益率を高めることができるかもしれません。

しかし、課金対象が「印刷物」・課金方法は「都度課金」というマネタイズモデルでは、価格競争が収益に与える影響は非常に大きなものとなります。印刷サービスのマネタイズ方法を進化させることで、印刷会社は価格競争の収益への影響を減らすこと、さらに価格競争から脱却することを実現できるのです。

ブライター・レイターでは、研修やコンサルティングなどさまざまな形で御社サービスのマネタイズ方法を進化させるお手伝いをいたします。価格競争からの脱却、そして収益力の強化を実現したい方は、ぜひお声がけください (^ ^)