小松総合印刷さんの顧客(ある外食チェーン)では、まずスマホや携帯電話に対してメールをお送りしてウェブに誘導し、そこで好きなメニューやそのチェーンに対するロイヤリティの高さなどを確認されるそうです。その後、ウェブで収集した情報を基に来店していただけそうなお客さま(印刷会社から見ると「顧客の顧客」)を明らかにし、またそのお客さまの好みにあった絵柄の(パーソナライズされた)印刷物を送付することで、より来店していただく確率を高くされているそうです。
こうした「ウェブを使ってご来店いただけそうな見込み客を見極めて、印刷物で背中を押す」というクロスメディアマーケティング手法は、「印刷物の力」を活かしつつ費用対効果を高める方法のひとつになります。そのため是非、多くの印刷会社の皆さまにも顧客である印刷物発注者さまにご提案いただければと思います。ただ、これを実現するためには、以下の様なスキルが必要になります:
- スマホや携帯電話のメールアドレスなどの情報収集・管理スキル
- 見込み客を明らかにするスキル
- 見込み客の背中を押すクリエイティブを制作するスキル
- 一連のキャンペーンの成果を測定・分析・評価するスキル
- 顧客(印刷物発注者さま)にこうしたキャンペーンをご提案するスキル、など