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2011年4月24日日曜日

デジタル印刷の理想と現実のギャップ、そしてその埋め方について

少々間が空いてしまったが、4月6日の記事に引き続き、日本印刷産業連合会から発表された「印刷業界におけるデジタル印刷に関するアンケート調査」について分析を行う。

アンケートに回答した印刷会社によれば、「デジタル印刷で重視している付加価値」は『バリアブル印刷』が第1位で24%、次いで『オンデマンド対応』(22%)、『ハイブリッド印刷』(14%)となっており、これら上位3項目で全体の60%を占めている。



しかしながら、このアンケートでは印刷会社がこれらの付加価値をビジネスに上手く結びつけられていない現実が明らかとなった。「デジタル印刷で売上が1位〜3位の受注品目」について質問した結果、『バリアブル印刷』の売上が1位の印刷会社は4社に留まっている。『オンデマンド対応』は、オフセット機での短納期対応スキルが高まっている現状では効果が十分出ているとは限らない。また、『ハイブリッド印刷』への対応が進んでいる印刷会社は、まだ限られている。


* 注)バリアブル印刷:カット紙への宛名印字、ナンバリング、可変情報出力など
事務用印刷:名刺、ハガキ、グリーティングカードなど


このように、印刷会社においてデジタル印刷の理想と現実にはギャップがあることが明らかとなった。印刷会社がデジタル印刷に成功するためには、この理想と現実のギャップを埋める事が求められよう。その方向としては、『バリアブル印刷のジョブを増やすよう提案力を高める』こと、あるいは『商業印刷や事務用印刷のジョブを効率的に行う』ことの2方向が考えられる。

このうち、『提案力を高める』にはスタッフのスキルアップなど時間が掛かることが見込まれる。そのため、短期的に売上・利益の拡大を実現するためには、既にジョブがある商業印刷や事務用印刷のジョブを更に増やし、同時に利益を拡大するため業務の効率化を進める事が適切であろう。

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