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2011年7月11日月曜日

書籍の電子化が進むと印刷のデジタル化も進む?

7月7日〜10日に東京ビッグサイトで開催された『東京国際ブックフェア』では、電子書籍が主役でした。昨年はiPadなどのデバイス、そしてGoogleなどインターネット企業の出展が大きな注目を集めました。その結果、書籍の電子化による『新たなビジネスモデル』が議論の的になりました。

そして今年は、タブレット端末やスマートフォンの普及を背景に、『書籍の電子化は進むもの』という前提のもとに、制作から販売まで含めたその支援ツールの紹介が中心となっていたように感じました。もちろん、各ブースには様々な電子書籍用デバイスが展示されていたのですが、多くの人はデバイス自体の軽さや操作性よりも、そこに表示されたコンテンツを評価していたように思います。昨年は、恐るおそるスクリーンを指で触っている人が多かったのですが。1年という時間の長さを改めて実感しました。

書籍の電子化が大きな話題となる一方、デジタル印刷に関する展示も会場で目につきました。訴求内容は、『初版・重版の小ロット化への対応や在庫レス実現のためのデジタル印刷』および『品切れ・絶版本のオンデマンド印刷(1冊から対応)』といったものでした。こうしたソリューションは、電子書籍が普及するかどうかに関らず出版社や小売業者にとって利益率向上に役立つものです。しかし、書籍の電子化 = デジタル化 が進むと、心理的なレベルでデジタル印刷へ取り組み易くなるのかもしれません。

『小ロット対応』は主に出版社向け、『オンデマンド印刷』は主に小売店向けとそれぞれ対象が異なるソリューションだと考えられますが、書籍の電子化が進む中で各業態に適した形でデジタル印刷が取り入れられていくのかもしれません。そして印刷会社は、こうしたニーズを満たすことで売上・利益を伸ばせるかもしれません。今回のブックフェアは、デジタル印刷の可能性も感じることができた展示会でした。



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