本日(5月3日)よりドイツ・デュッセルドルフでdrupa 2012がスタートします。その直前にYouTubeにアップされた動画の数を見ると、Landa社のNanographic Printing Processに関するプレゼンテーションが目に付きます。この技術に関しては、これまでに
小森コーポレーション、
マンローランド(枚葉機部門)、そして
ハイデルベルグといった主要なオフセット印刷機メーカーとの提携が発表されています。今回のdrupaでは、この技術が大きな注目を集めることは確かなようです。
今回のdrupaでは、Landa社からは印刷技術の展示が中心になるかと思っていたのですが、会場ではこの技術を使ったインクジェット機の新製品が6機種一気に発表されているようです。6機種の内訳は、枚葉機3機種・連帳機3機種となっています。枚葉機の用紙サイズは、B1・B2・B3、また連帳機の最大用紙幅は560mm(2機種)・1,020mmとなっています。これらの印刷機は、「どんな紙やプラスチックにも印刷可能」という特性を活かして、コート紙や非コート紙はもちろん、カートン紙、軟包装用フィルム、アルミフォイルなど様々な基体に印刷可能となっています。なお、Landa社のインクジェット機の詳細については、
こちらのサイトをご確認ください。
また、個人的には、Landa社が発表した6機種のインクジェット機のデザインが大変気になっています。写真や動画で見る限り、本体の側面が大きな液晶パネルになっていて、それを直接触ることで操作できそうな感じです。また、本体のデザインもレトロフューチャリスティックでオシャレな感じです。以前、ある印刷会社の方が「デジタル印刷機のデザインはまだ進化する余地がある」と仰っていたのを覚えているのですが、Landa社は「デザイン」の面でもデジタル印刷機市場に大きな影響を与えるかもしれません。
実際に会場でLanda社のデジタル印刷機を見るのが楽しみです。
ちなみに、こちらはLanda社のB1サイズ枚葉デジタルインクジェット機 Landa S10 Nanographic Printing Press です。
【参考:YouTubeにアップされたLanda関連動画(5月3日17時時点(東京時間))】
Landa社の戦略や技術などについてのプレゼンテーション:
http://www.youtube.com/watch?v=a-Oaadyo1WE
Nanographic Printing Technologyの紹介:
http://www.youtube.com/watch?v=JQEjimsOTIo&sns=fb
http://www.youtube.com/watch?v=how1qjazfaY
インクジェット機の紹介:
http://www.youtube.com/watch?v=YU68uC1UwU0