印刷物をもっと「つくる」「使う」「残す」ことを支援する、ブライター・レイターのブログです。

2013年2月11日月曜日

2013年にWebマーケターが注目するテーマ・キーワード Top 5 . . . (1)

先月発売された「宣伝会議」2013年1月15日号に、Webマーケティングに力を入れている企業72社のWebマーケターが注目しているテーマ・キーワードのTop 5が紹介されました。この結果によれば、回答者の40%がリアルとWebの連動を実現する「O2O」に注目していることが分かりました。


O2Oについては、このブログでも何度か取り上げていますのでご存知の方も多いかと思います。先日東京・池袋で開催された印刷機材の展示会 page 2013 でも、リコーブースなどでO2Oが大きく取り上げられていました。

ただ注意したいのは、Webマーケターが注目しているO2Oは「Online to Offline(Webからリアルへ)」というものです。印刷業界では紙媒体からARなどを使ってWebへ誘導するという「Offline to Onilne」が話題の中心ですが、WebマーケターはWebからリアルの店舗やイベント会場などに誘導するパターンに注目しています。

実際、昨秋(2012年秋)頃から急速にこのパターンのマーケティング活動事例が紹介されることが増えて来たように感じています。例えば、昨年11月に東京・千代田区の無印良品有楽町店で開催されたFacebookと連動されたイベントがあります。なお、こちらのイベントについては、私が「印刷情報 2013年1月号」に寄稿した記事「いかにして「未来を破壊するコミュニケーションプロバイダーになるか」をお読みください。

こうした「Online to Offline」パターンでも、印刷物は重要な役割を果たすことができると考えられます。例えば、Facebookのファンに対して店舗で実施されているキャンペーンやイベントの内容をDMで告知することで、ファンの「背中を押す」ことができます(こうした方法の詳細につきましては、こちらのブログを参考にしていただければと思います)。

注目度の高まるO2Oに対する取組みを進めること、これも印刷会社が「未来を破壊する」ための有効な手段だと思われます。