今回の JAPAN SHOP では、3Dプリンターを活用した提案は(限られた取材時間の中では)見当たらなかったのですが、「3D」はキーワードのひとつでした。会場では、レンチキュラーやサンゲツの硬質塩ビフィルムであるリアテックを使った「3Dパネル」、ルキオ社のレンチキュラーなしの3Dパネルなど、様々な3Dを表現するための技術が紹介されていました。
中でも、「3Dプロジェクションマッピング」は新しくまた注目度の高いものです。前回のブログ記事でもご紹介したマックレイ社ブースでは、この3Dプロジェクションマッピングも提案されていました。マックレイ社は、きゃりーぱみゅぱみゅが出演しているauのTVCMの3Dプロジェクションマッピングを担当されたそうです。
ところで、国内印刷業界では3Dプリンターに関する具体的な取組みはまだあまり進んでいないと思われますが、その領域を開拓するのは現時点で「3D」を販促にどのように活用できるかを考え、また挑戦している印刷会社だと考えています。将来的に3Dプリンターで印刷されたものが、3Dパネルやレンチキュラーとどのように併用されるのか、あるいはそれらを置き換えるのか、また3Dプロジェクションマッピングとどのように組み合わされるのかは、現時点では分かりません。
ただ、3Dプリンターがコミュニケーションサービスにおいて実用的になることが見えてきた時に、その具体的な活用方法を思い描き顧客に提案できるのは、現在「3D」について考え、挑戦している企業になると考えられます。こうした意味で、コミュニケーションサービス分野において、密かに3Dプリンター時代への準備が進んでいると言えるでしょう。
「3Dプリンターが販促を変える」時代に向けて布石を打っておきたい印刷会社の皆さま、是非お声がけください!一緒に新しい世界へ挑戦しましょう (^ ^)