前回の記事では、精工のこれまでのデジタル印刷の取組みについて触れるのを忘れてしまいました。申し訳ありません・・・
精工が最初にデジタル印刷機を導入したのは2000年、機種はIndigo社(当時)のOmniusだったそうです。当時は、校正やダミーサンプルの仕事を中心に行っていました。この当たりのことは、HP社のホームページでサクセスストーリーとして紹介されていますので、こちらもあわせてお読みください。
その後、HP Indigo ws4050・ws4500、エプソン SurePress L-4033A(量産初号機・2号機)などを宮城工場に導入し、デジタル印刷の経験を着々と積んできています。あわせてレーザーダイカッターも導入・活用し、後加工機の部分でもオンデマンド経験値を高めています。
精工は、2012年10月にTSUKUBA2025(つくば第2工場)を竣工、こちらにはHP Indigo WS6600・エプソンSurePress L-4033Aが設置されていました(12月初旬時点)。前回の記事でご紹介したHP Indigo 20000は、3台ともTSUKUBA2025に導入される計画です。なお、TSUKUBA2025は、精工の本格的なデジタル印刷生産拠点という位置付けとなっています(宮城工場でもサンプルや小ロット仕事の生産も行っていますが、まだ本格的な生産ではないという認識だそうです)。
10年以上のデジタル印刷の経験を持つ精工は、Indigo 20000の導入によって「本格的なデジタル印刷機による生産体制の確立」という新しい段階に進みます。その際には、5年間で投資を回収するビジネス自体の立ち上げにもあわせて取組みます。Indigo 20000によって、精工の前にはどのような新しい世界が広がるのでしょう?デジタル印刷マニア(笑)の私も本当にワクワクドキドキしてしまいます (^ ^)