2023年2月15日〜17日の3日間、日本最大級のパーソナルギフトと生活雑貨の国際見本市「東京インターナショナル ギフト・ショー 春 2023」が開催されました。東京ビッグサイト東館1〜7ホールを使った大きな展示会で、主催者発表によれば、出展社数 2,774社・来場者数は 229,968人でした。
印刷物や印刷・加工技術を専門とするブライター・レイターが注目したのは、例えばインクジェット技術を使ったグッズやサービス。曲面に印刷したり、金属や布、人工皮革などに印刷したりするのに、インクジェット技術は適しています。インクジェット印刷機はオフセット印刷機に不可欠な「版」が不要なため、1点でも製作することが可能です。会場では、以下のようなグッズ・サービスに高い注目が集まっていました:
* 海鴻社(東京都葛飾区) 回転印刷加工
* ビッグビジョン(北海道函館市) 写ボール
* 絆工房(兵庫県豊岡市) クッションカバー、オリジナルデザイン傘、など
* 新晃社(東京都北区)印刷加工実験室 SAWARIGAMI
* 千葉印刷(東京都渋谷区)さかなかるた、など
商業印刷や出版印刷系の展示会ではあまり見かけな印刷機も見受けられました。例えば、商品タグや品質表示タグ用の印刷機(熱転写方式)。こうした印刷機を使うことで、オリジナルのTシャツやエコバッグなどを制作する際、タグにもこだわることができます(写真は、フタバ(愛知県稲沢市)の「ラベル太郎」(アパレルタグプリンター)・「ネーム太郎 mini」(品質表示ラベル、洗濯ネームなど)です):
エコだったりエシカルだったりするグッズやサービスも、女性向けのものを中心に多く見られました。エコ・エシカルなパッケージ用の資材や印刷・加工技術も増えていますが、今回会場で提案されていたグッズなどでこうした資材・技術がどう活用されているかは、残念ながら時間がなくて確認できませんでした:
会場には他にも、レーザーカッターを使った装飾品(第一印刷所 きざむ)や地図を活用したグッズ(オフィス六・7)など、面白い様々なグッズやサービスが提案されていました。
こうした最新の印刷・加工技術を活用したグッズやサービスを通じて、顧客やファン、パートナーなどに「より良い体験」を提供することができます。日々の生活で手で触れたり目に触れたりできるフィジカルなメディアなら、より大きな効果を得ることも可能です。
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