印刷物をもっと「つくる」「使う」「残す」ことを支援する、ブライター・レイターのブログです。

2011年10月20日木曜日

drupa以降を見据えた新規サービスの事業機会

先日こちらのブログで示した「drupa以降へと続く印刷トレンド」から、例えば以下のような分野において印刷会社の新規事業機会が考えられると思います:

  1. 顧客企業の営業効率・マーケティング効率向上に貢献するBtoB型サービス
  2. BtoC型サービス
  3. 印刷サービスポータル
  4. 海外向け印刷通販
リーマンショック、また東日本大震災によって長引く不況を背景に、印刷物発注者は印刷コストの削減に加えて営業効率やマーケティング効率に貢献する印刷サービスを求めています。こうしたサービスには、パーソナライズドDMなどターゲットメディアによる広告や、SNSを使ったインバウンド型マーケティングなどが含まれます。

また、BtoBよりも高い利益率が期待できる「BtoC型サービス」や、先日ご紹介したPSA(プリントサービスエージェント)というサービスの一形態である「印刷サービスポータル」といったサービスも、魅力的な新規サービスとして考えられます。

印刷サービスポータルは、バリアブル印刷データの作成やページ物印刷データの作成、印刷物の発注/在庫状況の管理など付加価値の高いソリューションを組み合わせて提供する点において、印刷通販サイトとは異なります。ポータルによっては、ある顧客のニーズをヒアリングした後、その顧客向けにソリューションをカスタマイズしたサービスを提供するところもあるでしょう。

日本の高い印刷品質を武器に、海外の需要を取り込む「海外向け印刷通販」というサービスも、大きな売上と高い利益率が期待できる新規サービスだと考えられます。特に、BtoC型の場合は 高品質 = 高付加価値 というマーケティングが可能なことから、日本製ブランドを活かしたサービスの展開ができると思います。

このように、印刷市場においてもポテンシャルの大きな新規サービスはいくつも考えられます。これらのサービスの具体化にご興味をお持ちの方がいらっしゃいましたら、是非お声掛けください。新規サービスを通じて、御社の明るい未来に貢献させていただければと思います!