では、どのような「破壊の仕方」だと売上・利益が大きく伸びるのでしょうか。『未来を破壊する』の内容や日本市場で売上を伸ばしている印刷会社の動向を分析した結果、以下のような3点を組み合わせた印刷サービスの企画・実現することが効果的なようです:
- 新しい市場を開拓する。
- Web を集客や受注のために積極的に活用する。
- 常にジョブ当たりの業務コストを把握でき、削減できる仕組みを構築する。
「2. Webを集客や受注のために積極的に活用する」については、ウェブ博士がご指摘されているように、クロスメディアサービスを提供する会社は様々なメディアの使い方を把握する必要があることから、Webを活用することが求められます。また、小ロットサービスを提供するためには営業コストを抑える必要があることから、やはりWebを集客・受注に積極的に活用することが必要不可欠になります。
また、印刷会社が利益率を高めるためには、印刷物の生産に直接関わるコストに加えてジョブの獲得にかかる営業費用や管理コストなども含めた「ジョブ当たりの業務コスト」全体を「3. 常に把握でき、削減できる仕組みを構築する」ことも重要になります。
これらの3点について、「そんなこと知っているよ」と仰る印刷会社は少なくないかと思います。しかし、「そんなこと出来ているよ」という会社はそれほど多くはないでしょう。私が存じ上げている範囲ではありますが、厳しい市場環境の中で『儲けている』印刷会社の多くは、これら3点を組み合わせた『未来を破壊する』方法に実際に取り組んでいるところなのです。
では、どうすれば「知っている」から「出来ている」に進むことができるのでしょうか?今回のブログも長くなってしまいましたので、ご興味がある方は別途お問い合わせいただければと思います。