印刷物をもっと「つくる」「使う」「残す」ことを支援する、ブライター・レイターのブログです。

2014年2月3日月曜日

「工場のマーケティング力」を強化すべし!

御社の工場にたくさんの既存顧客(印刷物発注企業)や潜在顧客、パートナー企業が連日集まり、みんなで活発に意見を交換し、どんどん新しい仕事が生まれ、御社のブランド力も高まる。こうした野望(笑)も、「工場のマーケティング力」を強化すれば、十分可能になります。

そもそも、大人も工場見学は大好きです。少々古いデータではありますが、20123月にJTBが発表した「工場見学」に関するアンケート調査によれば、回答者の63%が工場見学の経験あり、経験のない方々の76%が工場見学をしてみたいと回答しました。工場には、たくさんの人を集めるパワーがあります。「工場のマーケティング力を高める」ことで、そのパワーをより強力なものにできます。

ここ数年、マーケティング力強化を進める印刷会社も増えていますが、その際、何故だか営業のスキルアップの一環として取り組みところが多いような気がしています。マーケティングと営業は別の業務であり、異なるスキルが求められるにも関わらず、です。

マーケティングの大家フィリップ・コトラー氏によれば、営業担当者の仕事は注文を取ること、マーケティング担当者の仕事は需要とブランドを創造することです。工場のマーケティング力を高める = 工場で需要とブランドを創造する取組みは、営業の受注力向上を実現するものでもあり、決しておかしなことでも間違ったことでもありません。

では、「工場のマーケティング力」を強化するにはどうすれば良いのでしょうか?例えば、以下のような取組みを進めることが求められます:
  • 工場に遊び心を持たせる。
  • 「顧客の顧客」に刺さる印刷物を製造する。
  • 設備のマーケティング寿命を意識する。
  • 積極的に情報発信する。

多くの顧客(印刷物発注企業)や潜在顧客、パートナー企業の方々が集まり、常に新しい仕事が生まれ、ブランド力を高めるためには、やはり何かしら楽しい仕掛けが必要になります。また、顧客が狙ったその顧客(印刷会社からみれば「顧客の顧客」)にしっかりと刺さる実際の印刷物へと、議論の成果を落とし込む力も重要です。その際、利益率を高めるためにこちらの記事でご紹介した設備のマーケティング寿命を意識すること、一連のサイクルにもっと多くの方々を巻き込むために積極的に情報発信することなども、必要不可欠になります。


この詳細については、株式会社ショーワの「ショーワ新春フェア」と同時開催の講演会「聞かなきゃ損する!未来を破壊する印刷会社の戦略」(213日(木)14時〜@東京・西神田)で、国内外の先進企業の事例を交えてお話しさせていただく予定です。定員30名のイベントですので、皆さんお早めにお申し込みください!会場でお会いできるのを楽しみにしております (^ ^)