昨年9月に開催された国際印刷機材展 IGAS2015 で発表され、すでに発売されているパッケージ向けデジタル印刷後加工機(のいくつか)を「加工の種類」で分類したものが、下図になります。なお、これらの仕様など詳細につきましては各リンク先をご確認ください:
- 可変ニス加工・可変箔押し機:
- 可変抜き加工機:
- 可変抜き加工・筋入れ機:
さて、これらに共通する特徴として、例えば以下のような点が挙げられます:
- 紙器パッケージ向け(枚葉型)
- ハイブリッド対応 = オフセット印刷物・デジタル印刷物の両方に対応
- B1・B2サイズに対応
drupaでは、これらの特徴を備えたデジタル後加工機がたくさんのメーカから提案されることが見込まれます。さらに、以下のような機材が紹介されることも期待されます:
- 軟包装向けデジタル後加工機
- デジタル印刷にも対応したオフセット印刷向け後加工機:
- 「デジタル印刷対応評価済み オフセット印刷向け後加工機」というか
- B1・B2サイズ対応機を中心に
- スキルレス対応も進化:
- 職人さんでなくても品質の高い加工が可能に
- ハイブリッド対応したパッケージ向けワークフローシステム、など
また、ニス加工・箔押し・抜き・筋入れ以外のデジタル後加工機も増えることを期待しています。個人的には、「小ロットが得意な合紙機」が発表されればと良いなと思っています。たくさんの色の薄い紙を貼り合わせた厚紙を使えば、切り口も魅力的な紙器ができるからです。