- 輪転式デジタル印刷機:
- トナー機:
- インクジェット機:
- エプソン SurePress L-4033AW(水性顔料インク)
- Colordyne CDT 3600 Sprint(Memjet)
- Screen GP Truepress Jet L350UV(UVインク)
- 岩崎通信機 LabelMeister EM250W(UVインク)
- 枚葉式デジタル印刷機:
- トナー機:
- インクジェット機:
- SATO カラープリンタ JEI960C(Memjet)
- 理想科学工業 オルフィス FW5230(油性顔料インク)
この図から、以下のような市場動向が見えてきます:
- シール・ラベル用デジタル印刷機は輪転タイプ(連続紙用)が中心:
- 既存のシール・ラベル用印刷機が輪転タイプが中心だから。
- IGASの時、ラベル新聞の方が「枚葉(カットシート)機はラベル市場では新しい動き」とおっしゃっていたのが印象的でした。
- 枚葉(カットシート)タイプは、シール・ラベル専用機ではない:
- シール・ラベル「も」印刷できる商業印刷用デジタル印刷機。
- 印刷方式は多様:
- 粉体トナー、液体トナー、UVインクジェット、水性顔料インクジェット、油性顔料インクジェット、Memjet、など
- 富士ゼロックス、キヤノン、リコーなど商業印刷用デジタル印刷機メーカーは、シール・ラベル専用機を発売していない、など
こうした動向を踏まえると、シール・ラベル分野におけるdrupaの見どころとして以下のような点が挙げられます:
- 輪転機のさらなる進化:
- さらなる高画質化:
- 特色対応、高解像度化(インクッジェット機)、など
- さらなる高速化・用紙対応性向上
- 印刷方式のさらなる多様化
- シール・ラベル市場向け枚葉機の発表の有無:
- 枚葉機用後加工機も含めて
- ゼロックス・キヤノン・リコーなど、主要プロダクション機メーカーからのシール・ラベル専用デジタル印刷機の発表の有無、など
機材に加えて、海外市場におけるカスタマイズ/パーソナライズされたシール・ラベルの事例や、そうしたサービスで使われているソフトウェア(組版や出力、ジョブ管理用とか)などにも注目したいと思います。デジタル印刷の活用分野がどんどん広まる中で行われる今回のdrupa、見どころがいっぱいで回りきれるか早くも心配です(笑)