印刷物をもっと「つくる」「使う」「残す」ことを支援する、ブライター・レイターのブログです。

2013年8月23日金曜日

PRINT13ツアーのご案内

9月8日(日)〜12日(木)の5日間、米国・シカゴで世界4大印刷機材展のひとつであるPRINT13が開催されます。今回、以下の様なツアーを企画しました!直前ではありますが、「やっぱりPRINTに行きたい!」とお考えの方がいらっしゃいましたら、是非ご参加いただければと思います:

  • 日程:9月8日(日)〜15日(日)8日間
  • 料金:398,000円(おひとりさま。ただし、お申し込み時期により変更する可能性があります)

  • シカゴ滞在型なので、PRINT会場の展示やイベントをじっくり視察できます。
  • 現地印刷会社を数社訪問し、Webやデジタル印刷を活用した先進的な印刷サービスや米国式の印刷会社経営・工場管理について理解を深めます。
  • 会場・現地印刷会社の視察には、ブライター・レイター 山下が解説・通訳として同行し、理解を深めるお手伝いをいたします。

今回のPRINTは、目玉となりそうな新製品についての情報も事前にあまり聞こえてこず、また出展を見合わせた企業もあり、日本から視察に行かれる方はそれほど多くはないようです。しかし、米国はWebやデジタル印刷を活用したサービスの最前線です。PRINTは、こうしたサービスを支えるソリューションを自分の目で確認できる良いチャンスかと思います。

また、Webやデジタル印刷を活用したデジタル印刷サービスを日本の印刷会社が立ち上げるためには、単なる知識やノウハウを覚えることだけでなく、デジタル印刷時代に適した意識や考え方が必要不可欠だと考えています。今回のツアーは、こうした「意識や考え方」についても理解を深める絶好の機会です。

なお、詳細につきましては資料をお送りいたしますので、以下のアドレスまでお気軽にご連絡いただければと思います:

yamashita(at)BrighterLater.jp <- (at)の部分を@に代えてください。

ご検討のほど、何卒よろしくお願いいたします!


2013年6月21日金曜日

印刷会社の競争戦略分析

印刷会社の取組みを『競争戦略』の面から評価・分析すること。
これが、「印刷情報 6月号」(印刷出版研究所)に掲載された記事「ハイブリッド印刷の最新動向 〜 国内市場における成功のポイント」を書いた際の目的のひとつでした。

これまで、「機材の導入・活用」「人材教育」「環境対応」「グローバル展開」「経営の心構え」などさまざまな視点から印刷会社に関する記事が書かれています。しかし、「競争戦略」という視点で書かれた記事は、私の勉強不足もあるかとは思いますが、読んだことがないかと思います。厳しい印刷市場を乗り越えるためには戦略が必要不可欠だと、さまざまなところで言われているにも関わらず、です。

そもそも、競争戦略とはなんでしょう?一橋大学教授 楠木健氏は、著書「ストーリーとしての競争戦略」(東洋経済新報社)で以下のように書いています:
  • 競争戦略は、「誰に」「何を」「どうやって」提供するかについてのさまざまな「打ち手」で構成されています。戦略は競合他社との違いを作るものです。さまざまな打ち手は他社との違いをつくるものでなくてはなりません。
  • しかし、個別の違いをバラバラに打ち出すだけでは戦略になりません。それらがつながり、組み合わさり、相互作用する中で、初めて長期利益が実現されます。
こうした観点で見ると、これまでの記事は「さまざまな打ち手」の紹介が中心で、「それらがつながり、組み合わさり、相互作用する中で、初めて長期利益が実現される」という部分に十分触れられていなかったようです。

今回、編集者のご厚意によりまとまったページ数をいただけましたので、ハイブリッド印刷に取組まれている印刷会社の競争戦略の分析・評価に取り組みました。その際、楠木教授の「ストーリーとしての競争戦略」という以下の様なフレームワーク(考え方)を使いました:
  • ストーリーとしての競争戦略は、さまざまな打ち手を互いに結びつけ、顧客へのユニークな価値提供とその結果として生まれる利益に向かって駆動していく論理に注目します。
  • つまり、個別の要素について意思決定しアクションを取るだけでなく、そうした要素の間にどのような因果関係や相互作用があるのかを重視する視点です。
こうした視点から競争戦略をまとめたのが、以下に挙げた図になります。四角の部分が「打ち手」、またそれぞれの打ち手をつなぐ矢印が「因果関係や相互作用」になります。こちらは、お茶や海苔、健康食品など向けパッケージ(軟包装)印刷会社 吉村紙業株式会社(東京・品川区)の例ですが、さまざまな打ち手が有機的につながって長期利益を実現していることが分かります。詳細は、「印刷情報 6月号」をお読みください (^ ^)

さて、こうした「競争戦略」の観点からデジタル印刷で成功している印刷会社を分析すると、以下のような共通点が見えてきました。これらの点につきましては、また改めてこちらのブログでご説明したいと思います:
  1. 既存事業とデジタル印刷サービスにシナジー(相乗効果)が出ている。
  2. 営業部門と生産部門が「マーケティング」で協業できている。
競争戦略ストーリーは、自社の戦略を客観的・包括的に分析・評価できる面白いフレームワークです。是非、皆さまも自社の「競争戦略ストーリー」作りに取組むことをオススメします!その際、お手伝いが必要でしたら、お気軽にお声がけください♪

2013年6月4日火曜日

2013年版 印刷通販市場 新規参入/活用ポイント

前回のブログでご紹介した記事が「印刷通販Book」に掲載されました!
これは、ニュープリンティング社からプリテックステージ 2013年5月号増刊として発行されたものです。今回の記事では、印刷会社による印刷通販市場への新規参入戦略立案のポイントとして以下のような点を挙げました:

  • 印刷会社相手ではなく、顧客と直接やり取りすること。
  • 「絞り込んだ市場」に向けてサービスを提供すること:
    • 特に、これまでの印刷通販会社が取りこぼしてきた市場:
      • 個人向けサービス
      • 中小規模サービス業向けサービス
      • 海外市場向けサービス、など
  • 「絞り込んだ商材」を提供すること:
    • 名刺やショップカード、チラシ、DM、など
    • 既存の設備で対応できる商材
  • 高い UI/ UX(User Interface/ User Experience)を実現すること。
  • 小さく始めてフットワーク軽く展開すること、など

詳細につきましては、記事をお読みください!印刷通販Bookには、ラクスルの松本社長の講演概要やグラフィック、プリントパックなど国内の主要印刷通販会社10社の取材記事が掲載されていてとても読み応えがあり、また勉強になります。

ところで、ラクスル松本社長の記事の中に、印刷通販が引き起こした変化を上手く使う方法として「印刷通販を下請け会社として使う」という提案がありました。私もこの考え方には賛成で、実はもう少しページ数があれば、記事中でこうした点についても触れたいと考えていました。

この場合重要なのは、松本社長もご説明されている通り、印刷物を安く提供するためにではなく「自社サービスの付加価値を高めるため」に印刷通販を下請け会社として活用することになります。これは例えば、販促支援サービスの提供に当たって、その費用対効果を高めることに注力する中で印刷通販サービスを様々な選択肢の中のひとつとして活用する、ということです。

さて、費用対効果を高める際には、特に「効果」を明らかにするために KPI(Key Performance Indicator、重要業績評価指標)を定義し、それを継続的に測定・評価する必要があります。KPIは、Webマーケティングの領域では広く使われている言葉/考え方なのですが、印刷業界で詳しい方はそれほど多くないようです。

顧客のコミュニケーションの『効果』を表す適切な KPIを設定し、継続的に測定・評価・改善すること。その際、印刷通販サービスを適切に活用して『費用』を抑えること。この両面を揃えることで、印刷会社は印刷通販が起こした大きな変化を武器にすることができると考えます。そういえば、拙訳書「未来を破壊する」でも「印刷ビジネスの新しいルール」のひとつとして、以下のような項目が挙げられていました:

  • 顧客のコミュニケーション全体のROI(費用対効果)、特に印刷物とは関係のない取組みに集中すること。
まだ、こうした考えでコミュニケーションサービスを開発・提供されている印刷会社は限られています。是非、御社でもこのような取組みを「小さく始めてフットワーク軽く展開」して、「未来を破壊」してください!

2013年5月21日火曜日

日本の印刷通販市場が独特な理由

「日本の印刷通販市場は、海外では見られない独特な形態なのかも」。
先日、ある雑誌から印刷通販市場に関する取材を受けたのですが、その準備をしている中でそのような考えが浮かびました。国内印刷通販市場の特徴として、以下のようなものが挙げられます:

  • 発注者の多くが印刷会社(全注文の半分以上が印刷会社という説も)。
  • オープン型が中心(価格や納期を明示するタイプの印刷通販)。
  • 完全データ入稿中心。
  • 「価格と納期」が競合ポイント。
  • 印刷通販サービスを提供している企業数が多い。
  • 価格比較サイトが多い。
  • 国内市場特化型が中心、など
海外では、Web-to-printを活用するクローズド型サービスで直接顧客から受注するパターンが中心、テンプレートを使っての発注も多いようです。価格比較サイトは(私の不勉強もあるかと思いますが)聞いたことはなく、国境を越えてサービスを提供する企業も目に付きます。海外の有名な印刷通販会社もVistaprint(オランダ)やFylerAlarm(ドイツ)、Pixartprinting(イタリア)など限られており、それほど数も多くないようです(こちらも私が不勉強なだけかもしれませんが・・・)。

では、国内印刷通販市場は何故、このように独特な形態へと進化したのでしょうか?そもそも、先に挙げた特徴の多くは国内印刷市場一般に当てはまります。印刷会社の仕事の多くは他の印刷会社から回ってくる「横持ち」で、特に昨今は「価格と納期」が受注のカギになっています。こう考えると、『日本の印刷通販市場は、国内印刷市場を映し出す鏡』のようです。

ただし、そのまま映し出す鏡ではありません。現在の市場トレンドを大きく反映させた姿を写しだす鏡です。例えば、「価格と納期」が重要な競合ポイントになった結果、「印刷価格比較サイト」という日本独自の仕組みが組み込まれたものになっています。つまり、日本の印刷通販市場が独特な理由は、「国内印刷市場自体が独特で、それを反映しているため」なのです。

もし、印刷通販市場が国内印刷市場を反映させたものならば、印刷通販市場の先行きは必ずしも明るくはありません。ペーパーレス化やさらなる価格競争によって印刷市場の規模や利益率の減少が見込まれる限り、鏡に映る市場も継続的な規模の拡大や利益の増大を実現することはないためです。

では、印刷通販会社あるいは印刷通販市場への参入を考えている印刷会社はどのようにすれば良いのでしょうか?そのヒントは、今月末発行の雑誌に掲載される予定です。また発売されたらこのブログなどで告知しますので、もう少々お待ちください (^ ^)

なお、こちらの写真は先日の通販ソリューション展におけるプリントパックブースです。「安い!」というメッセージが前面に打ち出されていることが分かります。

2013年5月19日日曜日

2013 Japan IT Week 春 の見どころ(詳細編). . . (2)

前回に続いて、2013 Japan IT Week 春 の見どころの詳細をご紹介したいと思います。

3. AR分野の主要プレーヤーがそろい踏み:

これまでもこのブログでは様々な展示会で提案されていたARのご紹介をしてきましたが、今回は注目してきたプレーヤーが一同に介する大変賑やかで華やかなものでした。その結果、これまではAurasmaのエンジンが中心だったのが、技術的にも様々なものが紹介されて選択肢が増えてきているのを感じました。

ただ、各ブースでの紹介は「ARとは何か」の紹介が中心で、そのサービスが他のものと比べてどのような特徴があるのか、(他サービスではなく)そのサービスを採用するとどのようなメリットがあるのか、といった「何故、それを採用すべきなのか」についての説明がありませんでした。

「国内ではなかなかARが立ち上がらない」という声も聞かれますが、その理由のひとつに「どのサービスを選ぶべきか分からない」というものも挙げられるかと思います。是非、主要プレーヤーには各社ARの特徴、他社とは異なる特徴を積極的にアピールすることを通じて、国内AR市場の立ち上げを加速していただくことを期待したいと思います。

4. UI/ UX:紙媒体で培ったノウハウをアプリやWebサイトに適用できそうな:

最近、Web系の雑誌などでも「UI/ UX(User Interface/ User Experience、ユーザーインターフェイス/ユーザー体験)」に関する記事が増えてきていますが、今回の会場でも UI/ UX に関する展示が見受けられました。そのひとつ、フェンリルブースで「UI/ UX」に関するミニセミナーをお伺いしたのですが、その中で「UI/ UX向上のためには「フォントの大きさ」や「アイコンの使い方」などに気を使う必要がある」といったお話がありました。

これは、印刷業界でいうところの『グラフィックデザインのスキル』が求められるということかと思います。先の例はひとつの画面の話ですが、Webサイト全体あるいはモバイルアプリ全体で考えれば『エディトリアルデザインのスキル』も必要になるでしょう。こうした紙媒体で培われたデザインのスキルが、今、印刷会社がITの領域に切り込む武器のひとつになりそうです。

5. HTML5ベースのモバイルアプリ:

5月16日、アップル社は App Store からダウンロードされたアプリケーションの数が500億本を超えたことを発表しました。また、同日、グーグル社からは Google Play からのダウンロード数が480億本に達したことが発表されました。このようにアプリの利用は増えていますが、その開発には手間がかかるため(特に、アンドロイド端末向けの開発)、本格的なアプリの提供は大手企業が中心となっています。

これまでのアプリ(ネイティブアプリ)は、iPhone向けはC言語・アンドロイド端末向けはJavaと異なるプログラミング言語で開発する必要がありました。また、アプリの動作確認は各端末で行う必要があるため、特に種類の多いアンドロイド端末向けの動作確認には多大な時間とコストがかかります。

これに対してHTML5ベースのアプリは、一見アプリなのですが、実はブラウザーを立ち上げてコンテンツを表示するものとなっています。そのため、iPhone/アンドロイド端末とも基本的には問題無く動作するようになっています。

今回の会場では、いくつかのブースでHTML5ベースのアプリに関する提案が行われていました。このHTML5ベースのアプリは、開発の手間とコストを大幅に削減できる可能性があります。しかし、現時点ではHTML5ベースアプリの表現力は限られています。例えば、iPhoneなどで使われているカバーフローは出来ないようです。こうしたメリット/デメリットを理解した上で取り組むと、新しいサービス機会が見えてくると思われます。

6. 売上アップにつながるフルフィルメント:

Japan IT Week の一環で開催された通販ソリューション展では、「フルフィルメント」がキーワードのひとつでした。例えば、通販ソリューション展で最大のブースを構えたヤマト運輸などヤマトグループでも、「通販事業のフルフィルメントを支援する」という切り口でサービスが紹介されていました。

東通メディアブースでは、フルフィルメントを強化したことで、「わずか数年で売上が2億円から30億円に伸びた」通販会社の事例が紹介されていました。これは、以下4つの要素を連携し最適化を図る「広告連動型フルフィルメント」で実現されたそうです:

  • クリエイティブによる新規顧客開拓
  • コールセンターによる顧客継続
  • 独自システム「通販マーケター」による効果分析
  • 物流による効果的な同梱
印刷業界でもROIの向上が主要なトピックのひとつですが、それを実現するに当たっては印刷物以外の要素にも目を向けると良いのかも知れません。

以上、2回に渡って 2013 Japan IT Week 春 の見どころをご紹介しました。しかし、ご説明不足で分かりにくい部分もあるかと思いますので、その場合にはお気軽にお問い合わせいただければと思います (^ ^) これからも様々な展示会が行われますが、その中で今回ご紹介したテーマがどのように展開していくか、またどんな新しいテーマが現れてくるのか、とても楽しみです!

2013年5月16日木曜日

2013 Japan IT Week 春の見どころ(詳細編) . . . (1)

2013年5月8日〜10日の3日間、東京ビッグサイトで開催された「2013 Japan IT Week」は、来場者数(主催者の発表、速報値)84,534名の大きな展示会でした。展示内容も印刷業界の観点から見ると非常に刺激的なものがたくさんありました。その見どころの概要を前回のブログでご紹介しましたが、今回からその詳細をお伝えしたいと思います:

1. オウンドメディア向けサービス:

このブログでもこちらの記事でオウンドメディアについてご紹介しましたが、今回の展示会ではそれを活用するための様々なツールが提案されていました。

例えば、ゆめみブースでは、オウンドメディアを通じてファンを増やすエンゲージメント・プラットフォーム「Sprocket(スプロケット)」が展示されていました。Sprocketは、ゲーミフィケーションの手法を使うことでサイトへの訪問頻度を高めたりサイト内の回遊率を高めるたりするプラットフォームで、既にベネッセコーポレーションやネスレ日本などで導入されているそうです。

アド・ダイセンブースには、オウンドメディアとDMやチラシといったリアルメディアをつなぐO2Oソリューション「mottoco」が紹介されていました。顧客がDMや屋外広告、デジタルサイネージなどにあるQRコードをmottocoアプリから読み込むことで、いつでも手許に持っておくこと = 「クリップ」することができるというサービスです。これはまだ開発中ですが、夏頃にはスタートする予定だそうです。とても面白そうなソリューションなので開始が楽しみです。

また、様々なサイト内検索エンジンが紹介されていたのも印象的でした。例えば、フォルシアが提案していたカスタムメイドの検索エンジン「Spook(スプーク)」は、サイト内高速商品検索とマーケティング支援ツールの2つの側面を持つソリューションです。5〜6年前からサービスを提供しているそうですが、これまでにるるぶトラベルや日本旅行といった旅行会社、JAL・ANAといった航空界社、ニッセンやカウネットといった通販会社など、様々な業種で採用されています。このうちるるぶトラベルは、このソリューションを導入したことで売上が1.5倍になったそうです。

こうしたオウンドメディアへの来訪を支援したり自社サイト内の回遊率を高めるソリューションは、マーケティングサービスプロバイダーへの転換を目指す印刷会社にとって有効なものだと思います。


2. 「割引」や「お得」を売りにしないO2Oソリューション:

このブログでもこれまで何回かO2Oについて取り上げてきましたが、Web & モバイルマーケティング EXPO でも「O2Oゾーン」が設置されるなど、O2Oは主要トピックのひとつでした。ただ、その多くは「スマホにクーポンやお得情報を配信する」というものでした。

もちろん「安く買いたい」「得をしたい」という消費者が多いことは確かなので、こうしたソリューションのニーズが高いことは理解できます。しかし、個人的には売り手側から見た時に「安売り競争」を回避できるソリューションの方が興味があります。

NSDブースで紹介されていた「FIND! FUKUOKA」というO2Oソリューションは、海外からの観光客の「お役立ち」を目的とした面白いものでした。これは、「FIND」というセンサーを用いたピンポイントPush配信と「翻訳スカウター」という翻訳ソリューションを組み合わせたモバイルアプリになります。

このアプリを使うと、天神、博多駅、博多港などに設置しているデジタルサイネージに近付くと、福岡にある施設のイベント情報などを入手できます。また、ベイサイドプレイス博多」にある施設内の看板や飲食店のメニューにカメラを向けると、日本語表示を英語・韓国語・中国語(繁体語/簡体語)に変換できます。このアプリは韓国で話題になっていて、韓国から福岡にいらっしゃる観光客の多くは、福岡に到着する前に韓国国内でアプリをダウンロードされているそうです。

このアプリは、観光客の観光スポット間の回遊状況を把握することにも役立ちます。こうしたデータをもとに、観光スポット間の移動手段を充実させたり、別のスポットへの回遊を促進したりといった展開も検討されているそうです。

印刷業界でも「地域の活性化」は注目の分野です。「安さ」をキーワードにある場所への誘導を促進するだけではなく、地域内のたくさん場所を訪問(回遊)していただいて楽しい思い出をたくさん作っていただく(その間、美味しいものを食べていただいたり、素敵なお土産を買っていただいたり)というソリューションの開発・提供を通じて、地域の活性化に貢献するサービスも魅力的かと思います。

すっかり長くなってしまいましたので、見どころ(詳細編)の第1回はこのあたりで終わりにしたいと思います。次回は、印刷業界でも話題の「AR」関連の展示などについてご紹介ししますのでお楽しみに (^ ^)

2013年5月9日木曜日

2013 Japan IT Week 春 の見どころ(速報)

昨日(5月8日)から3日間、東京ビッグサイトでは Japan IT Week 春が開催されています、私はこのうち、「Web & モバイル マーケティング EXPO」「通販ソリューション展」「スマートフォン & モバイル EXPO」のエリアを1日掛けて取材したのですが、それでも時間が足りませんでした。出展企業数が多かっただけでなく、提案内容も面白いブースが多すぎました (^ ^;

今回は、その中で見つけた見どころ(特に、印刷業界視点での見どころ)を速報として、とりあえずトピックだけですがご紹介します。少しでも、展示会の盛り上がりや面白さが伝われば幸いです。:
  1. オウンドメディア向けサービス
  2. 「割引」や「お得」を売りにしない O2Oサービス
  3. AR分野の主要プレーヤーがそろい踏み
  4. UI/ UX (User Interface/ User Experience):紙媒体で培ったノウハウをアプリやWebサイトに適用できそうな
  5. HTML5ベースのモバイルアプリ
  6. 売上アップにつながるフルフィルメント
  7. その他のコネタ:
    1. デジタルサイネージやテーブル型(!)MS Surface 向けサービス
    2. 色やフォントで表現力向上
    3. 物流が支える短納期化:「最短4時間、日本各地へ当日配送を実現」
    4. ここまで出来る マーケティングROI分析ツール
    5. 印刷会社のブースを盛り上げるには!?
各項目の詳細は、改めてこのブログでご紹介します。お楽しみに (^ ^)

追伸:実は、上記リストには掲載していない隠し球的なものもあったりします。こちらはまた機会を見つけてご紹介したいと思いますので、もう少々お待ちください♪