印刷物をもっと「つくる」「使う」「残す」ことを支援する、ブライター・レイターのブログです。

2011年3月9日水曜日

印刷会社のV字回復シナリオ

本日(3月9日)、日本ヒューレット・パッカード社による「HPデジタル印刷セミナー」に参加してきました。本日は3月に5回行われるセミナーの第1回目で、「一般商業印刷」というテーマの下、以下3つのプレゼンテーションが行われました:

  • 印刷会社のV字回復シナリオ
  • 米国印刷業界における最新トレンドと事例紹介
  • ここまで出来る!Indigoとカラーマネジメント

この中で、「印刷会社のV字回復シナリオ」というプレゼンテーションが特に興味深い内容でした。このプレゼンによれば、「積極的に小ロットに取り組むことが、V字回復実現の鍵」ということです。これは、小ロットのジョブでしっかり利益を出すことで、経営体質を改善することが可能となるためです。

今回のセミナーでは、高画質のIndigoを導入・活用することによって、既存のオフセットジョブのうち小ロットのものをIndigoで対応することで利益率を高める、という方法が紹介されました。この方法は、新たにデジタル印刷のジョブを開拓しなくて良いため、印刷会社にとっては取り組み易いものだと考えられます。

ただ、これ以外にも小ロットのジョブに積極的に取り組み利益を出すものとして、様々な方法が考えられます。HPデジタル印刷セミナーの2回目以降では、顧客(印刷物発注者)のV字回復に貢献することを通じて自社のV字回復を実現する様々な小ロットジョブが紹介されることと思います。可能な限り、2回目以降も参加したいと思います。