印刷物をもっと「つくる」「使う」「残す」ことを支援する、ブライター・レイターのブログです。

2011年3月30日水曜日

リアルのチャリティーイベントの重要性

私の住む東京でも、被災地への配慮と節電への協力のため、様々なイベントが中止・延期されています。その一方、昨夜(3月29日夜)に行われたサッカーのチャリティーマッチなど、復興支援を目的とするイベントも始まっています。

今回の震災の支援活動において、ネット募金などインターネットを活用したものが広まっていることが特徴のひとつとして挙げられます。ヤフオクでも、様々なチャリティーオークションが告知されています。こうしたネットを通じての支援活動は、日本全国、場合によっては世界中から多くの方々の参加を募ることができるという意味で、大変有用だと思われます。ただ、人々が集まってつながりを確認する、あるいは示したり広げたりするための「リアルのチャリティーイベント」も重要だと、私は考えます。

ニューヨークでも、今週末の4月2日(土)・3日(日)の2日間、80名以上のファッションデザイナーが集まってサンプル品を販売するチャリティーイベント『FASHION GIRLS FOR JAPAN  60+ DESIGNERS/ 60+ ROLLING RACKS』が開催されます。このイベントでは、洋服の販売に加えてDJも参加して賑やかなものとなりそうです。ここでの洋服の売上と入場料(5ドル)が寄付されることになっています。

東京も朝晩は寒さを感じますが、日中は暖かい日も増えてきて、桜の便りも聞かれるようになりました。時期的にも、外出するのに良い季節になりつつあります(花粉症の方は、素直に喜べない季節でもあるかと思われますが・・・)。震災後の自粛については経済的な影響も懸念されていることから、リアルのチャリティーイベントを通じて、被災地支援と経済活動の活性化を進めることも必要だと考えられます。

印刷業界においても、顧客企業と共にこうしたイベントの企画や告知に協力することで、復興支援への協力の度合いを一層高めることが出来ると思われます。社会貢献と経済の活性化の両方に貢献出来るリアルのチャリティーイベントの開催、是非印刷業界として推進していただければと思います。