その被害・影響の内容について質問したところ(複数回答)、最も比率が高くなったのは「物流網のダメージにより仕入・納入に支障」(56%)であった。また、以下の回答も50%を上回る結果となった:
- 「仕入先企業の被災・電力不足などにより部品・原材料・商品などの調達に支障」(54%)
- 「自社またはグループ企業の工場・営業所が被災」(51%)
- 「電力不足(計画停電など)、水道・ガスの供給不足などにより自社またはグループ会社の工場・営業所などの操業・営業に支障」(51%)といった回答も50%を上回った。
今回の調査から、地震による直接の被害に加えて、震災後に生じている東日本における混乱も大阪の経済に大きな影響を及ぼしていることが明らかになった。日本経済そして印刷産業の復興に端緒を付けるためにも、東日本における物流やライフラインの一日も早い安定化が求められる。