- デジタル印刷機の大判化:B2 IGASから「B1 drupa」へ:
- LANDA S10 Nanographic Printing Press が出展される見込み
- HPのB1トナー機、富士フイルム+ハイデルベルグの共同開発B1インクジェット機なども出展されるのでは。
- インクジェット式デジタル印刷機のさらなる進化:
- 1200dpi IGASから「2400dpi drupa」へ:
- インクジェット機の高画質化はさらに進む。
- さらに、drupa2019は 4800dpi drupa かも!?
- なお、2400dpiはハイエンド トナー式デジタル印刷機と同じ解像度:
- Xerox iGen5, HP Indigo 7800, etc.
- 4800dpi は CTPと同じ解像度
- インクジェット塗装drupa!
- 平面への印刷に加えて、立体物の塗装も
- ハイデルベルグのジェットマスターディメンション、など
- 多色化drupa!
- A3サイズトナー式デジタル印刷機の多色化
- 高速・高解像度インクジェット機の多色化
- 3Dプリンターの多色化、など
- ハイブリッド後加工 drupa!
- デジタル印刷機の大判化を背景に、オフセット印刷・デジタル印刷の両方で使うことができる後加工機が数多く提案される。
- これまでオフセット印刷とデジタル印刷は別々の場所で行われていたが、後加工機を共有したワークフローの構築が可能となる。
- その際、スキルのないオペレータや女性や中高年など体力のないオペレータでも作業可能という、デジタル印刷の特性を反映した後加工機材の提案も期待される。
- Data Driven drupa!
- MarTech x Printing drupa!
- MarTech: Marketing Technology
- デジタルマーケティングと連携する印刷サービスを実現できる技術の提案
- IoP drupa!
- IoP: Internet of Prints
- さまざまな印刷機材がクラウド経由でつながること:
- 通信機能付き印刷物も
- もちろん、デジタルマーケティングとも連携
- 印刷物に通信機能を直接印刷できる技術の提案も
- IoPを意識した標準化も提案されるかも!?
- コグニティブ・プリンティング drupa!
- AI(人工知能)やML(機械学習)を含む印刷の仕組み
- 印刷ワークフローが大きく変わる可能性が:
- 工務担当者が不要に
- 印刷通販やW2Pでテンプレートが不要に
- その他、未来のコミュニケーション技術:
- ペーパー・エレクトロニクス:
- 紙に電気回路・電子回路を印刷する技術
- 紙にさまざまな機能を印刷できるようになる:
- Webに接続できる機能、通信できる機能、環境などを測定できる(センサー)機能、など
- ペーパー・エレクトロニクス用電源に関する技術もあわせて紹介されるともっと面白いかも:
- 特に、Energy harvesting(環境発電)
- 参考)紙のエレクトロニクス応用研究会
- 3D ホログラム:
- スクリーンがなくても立体物を投影できる技術
- この技術を使えば、既に亡くなっているミュージシャンのライブを実現可能:
- 先日参加した ad:tech tokyo 2015 のキーノートで、ある登壇者が「将来的にライブのおよそ3割は既に亡くなっているミュージシャンになる」と予測:
- 「3Dホログラムだと、どんな大物ミュージシャンでも特別な部屋や食事を用意しなくて良いし、365日ライブを行える。」
- コミュニケーションロボット:
個人的にはこの中で、「Data Driven drupa!」に注目したいと思います。この分野は、印刷会社が売上・利益を大きく伸ばせる新しいサービスに特に大きく貢献すると期待されるからです。もちろん、「その他、未来のコミュニケーション技術」にも興味津々です。
とはいえ、全く新しいコンセプトの機材がうなりを上げて稼働しているのを見られるのが、国際印刷機材展の醍醐味です。しかも、採算を考えたら「こんな仕様は絶対無理!」というスゴイ印刷物を無料で欲しいだけ入手できたりもします。会場に行けば、お祭り気分で何日も楽しめること請け合いです (^ ^)
ぜひ、現地で未来をご自身の目で直接見てみませんか?現在、ブライター・レイター主催のdrupa2016視察ツアーを計画しています。詳細が決まりましたらご報告しますので、もう少々お待ちください。