印刷物をもっと「つくる」「使う」「残す」ことを支援する、ブライター・レイターのブログです。

2023年6月6日火曜日

このグッズ知ってる? . . . ローリング・ストーンズ 悪魔のお面

1994年のハロウィン(10月31日)、ローリング・ストーンズはアメリカ・オークランドでコンサートを開催しました。今回ご紹介するお面は、このライブ会場で来場者に配布されたものです。このライブは、アルバム「ヴードゥー・ラウンジ(Voodoo Lounge, 1994年)」発売を受けたワールドツアー「ヴードゥー・ラウンジ・ツアー(Voodoo Lounge Tour)」のひとつでした。

Wikipediaによれば、このツアーは1994年8月1日から1995年8月30日まで約1年で129公演を行い、計約650万人の観客を動員した大規模なものでした。日本公演も東京ドーム(7日間)・福岡ドーム(2日間)が開催されました(観客動員数は合計で約33万人)。

このお面は、10月31日のライブ会場でのみ配布された貴重なものです。紙製でサイズは約35cm x 約20cm。目の部分が半抜きになっていて、もらった人は持ち手(約5.8cm x 約5.4cm)部分を持ちながらお面を付けてライブを楽しむことができます。



加工前のモノを見ると、約48.5cm x 約32cmの用紙に2面付けされたものを型抜きしてつくられていることが分かります。印刷も単色ですし、シンプルなつくりです。表面加工もありません。でも、とてもカッコよいです。私なら、使わずに持ち帰って大事に保存しておきます。あるいは2つもらって、1つはライブ会場で使う用・もう1つは保存用にします(笑)。


この日のライブは録画されていて、その動画は某動画サイトでも見ることができます。ギターのロン・ウッドは、ハロウィンらしくドクロ柄のギターストラップを使い、(おもちゃの)ホネがついたネックレスとこのお面と同じ形のツノを着けて登場!

観客席でもこのお面を付けた人々が踊り狂って大盛り上がり・・・と思いきや、どうやらそうでもなかったようです。時々観客席が映るのですが、あまり(というか、ほとんど)お面を付けている人はいません。そもそも、持っている人もほとんどいません・・・・

本当に会場で配布されたのでしょうか?この日の観客者数は約5万人。全員に配布されたなら、「当日会場で使いました!」というお面がeBayなどに出品されても良さそうなのに、見かけたことはありません。この日のライブに行かれた方、このお面がどんな風に配布され使われたのか、ご覧になったことをぜひ教えてください!

まだ約30年前のグッズ、しかもローリング・ストーンズというスーパーバンドにまつわるグッズなのに、分からないことが色々あります。しかし、そういった分からないことを調べるのも楽しいです。いやぁ、プリントって本当にいいものですね!