印刷物をもっと「つくる」「使う」「残す」ことを支援する、ブライター・レイターのブログです。

2018年7月20日金曜日

で、何のために工場をスマート化するんだっけ?

国際印刷機材展 IGAS2018のキーワードのひとつに『スマートファクトリー(スマート工場)』があります。知恵蔵(朝日新聞出版)によれば、スマート工場とは「高度なファクトリーオートメーション(工場自動化)を実現した上で、工場内の機器や設備を相互にネットワーク(インターネット)で接続し、IoT化することで生産革新を実現する工場」です。

では、印刷会社が工場をスマート化をする理由は何でしょう?もちろん、費用削減・価格競争力強化はそのひとつです。しかし、印刷サービスの差別化ポイントは価格だけではありません。また、工場をスマート化するのに投資も必要ですから、それを正当化するための十分な成果・効果が求められます。では、価格競争力強化以外にどのような理由が考えられるでしょうか。

ところで、企業のマーケティング担当者は以下のようなことを求められています:

  • より深く顧客を理解すること
  • より良い体験を顧客に提供すること
  • 人手不足の中で成果を出すこと、など

例えば、工場のスマート化を通じて「顧客に求められている(上記のような)期待に一緒に応えること」。これは、印刷サービスの差別化につながることから、十分な理由になります。また、上記のようなことは印刷会社の営業やマーケティング担当者にも期待されています。そのため、「自社でこれらを実現すること」も工場のスマート化を進める理由になるでしょう。

「戦略はパズルと同じ」ー これは、日本電産会長兼CEO 永守重信氏の言葉です(日経新聞 2018年7月17日 朝刊)。あなたの会社は、スマート工場というピースを使って、どのようなパズルを完成させたいのか。IGASでは、スマート工場についての情報を収集しつつ、工場をスマート化する理由そして完成させたいパズルの絵についてもぜひじっくり考えましょう!

2018年7月11日水曜日

主なセミナーの一覧表@IGAS2018

最近の印刷機材展では「セミナー」も重要なコンテンツになっています。IGAS2018も同様で、会議棟で行われる主催者セミナー・出展者セミナーに加えて、ホリゾンブース内の "Smart Factory Zone" やモリサワブースなど、展示会場内でも多くのセミナーが開催されます。

今回のブログでは、主なセミナーを日程別にまとめ、さらに開始時間順に並べました。こうして見ると、残念ながら時間がすべてのセミナーには参加できないことが分かります (^ ^; ただ、『見逃せないもの』をピックアップし、それをベースに展示会を効果的に回ることはできそうです。皆さんの計画づくりのご参考になれば幸いです。

なお、以下タイムテーブル(?)の時間の色はそれぞれ「赤:ビッグサイト会議等」「青:モリサワブース」「黒:Smart Factory Zone」を示しています。詳細は各サイトをご確認ください。また、上記会場のものでも記載し損ねているセミナーや上記以外の会場でのセミナーもあるかと思います。随時追加していきますので、どしどし(笑)情報をお寄せください!

【7月26日(木)】
  • 11:30〜12:10:スマートファクトリーへつなぐ見える化:
    • 作道印刷 作道 孝行 氏
  • 11:30〜12:30:Print of Thingsで印刷の未来が変わる 〜 グーフ Connected Print Solution 〜@モリサワブース
    • グーフ 岡本 幸憲 氏
  • 12:45〜13:45:フォント男子!~企業コラボレーションによるコンテンツの創出とwebコミックの現在~@モリサワブース
    • KADOKAWA ヤングエースUP編集部 加藤 浩嗣 氏
  • 13:00〜13:40:MISと幹部育成 〜何のためのMISか〜@Smart Factory Zone:
    • クイックス 岡本 泰 氏
  • 13:40〜14:20:基調講演「印刷におけるイノベーションと世界トレンド - 出版/商印/パッケージ分野」@東京ビッグサイト会議棟6F
    • Mr. Thayer Long, Association for Print Technologies
    • Mr. Peter Lane, FAPGA
  • 13:55〜14:40:「デジタル x アナログ」で実現する次世代型コミュニケーション@Smart Factory Zone:
    • イーリスコミュニケーションズ 鈴木 睦男 氏
  • 14:15〜15:00:これからのデザイン新常識!「Adobe Sensei」が実現する次世代デザイン環境@モリサワブース
    • アドビ システムズ株式会社 仲尾 毅 氏
  • 14:20〜15:50:アジアの主要国の印刷業界の現状@東京ビッグサイト会議棟6F
    • オーストラリア、中国、インド
  • 14:45〜15:35:「小ロットな仕分けと出荷を大きく変える」1日1000件の出荷、10人がたった2人になった!@Smart Factory Zone:
    • DKS 相馬 謙一 氏
    • ダイワハイテックス 高橋 正明 氏
    • 椿本チエイン 吉村 信彦 氏
    • キヤノンマーケティングジャパン
  • 15:30〜16:30:創作活動をサポートするということ~超小ロット・多品種・短納期を実現する印刷会社ポプルス流のはたらき方改革~@モリサワブース
    • 株式会社ポプルス 児玉 雄一郎 氏
  • 15:50〜16:35:最先端医療メーカーがなぜ? 最新インクジェット機を導入し自社生産に走る意図とは!@Smart Factory Zone:
    • キヤノンメディカルシステムズ 兵藤 伊織 氏
  • 16:00〜17:30:パネルディスカッション「デジタル印刷の現状」@東京ビッグサイト会議棟6F


【7月27日(金)】
  • 10:30〜12:00:アグフアと創造するプリプレスのファクトリーオートメーション@東京ビッグサイト会議棟608号室
    • 栄進堂印刷 西藤 栄祉 様
    • 藤和 伊藤 英隆 様
    • 原多印刷 上村 浩二 様
  • 10:30〜11:15:印刷会社が最も変わらなければならないこと 〜 社会変革から求められる役割 〜@Smart Factory Zone:
    • 佐川印刷 佐川 正純 氏
  • 11:00〜13:00:顧客目線で見る印刷媒体の持つ力とその有効性・可用性@東京ビッグサイト会議棟
    • ディノス・セシール 石川 森生 氏
    • 電通 北原 利行 氏
  • 11:00〜12:00:IoT活用で印刷業は変われるか?@モリサワブース
    • キンコーズ・ジャパン 守屋 博紀 氏
  • 11:30〜12:10:印刷を変え、未来を拓く 〜Fujifilm Smart Factory の中核となる次世代ワークフローシステムとInkjet Press〜@Smart Factory Zone:
    • FFGS 宮城 安利 氏
    • 富士ゼロックス 荻野 賢 氏
  • 12:30〜13:30:2020年までに知っておきたい多言語の話@モリサワブース
    • モリサワ 阪本 圭太郎 氏
  • 13:00〜14:30:小学館が美術書印刷に選んだ新デジタルクオリティー@東京ビッグサイト会議棟101号室
    • 小学館 速水 健司 氏
    • 日本写真印刷コミュニケーションズ 海津 裕一 氏
    • ブライター・レイター 山下 潤一郎 氏(モデレーター)
  • 13:00〜13:40:高速インクジェットプリンターを活用した製品マニュアル自動化生産システムの構築ポイント@Smart Factory Zone:
    • キヤノンメディカルシステムズ 兵藤 伊織 氏
    • グーフ 岡本 幸憲 氏
    • ホリゾン・インターナショナル 衣川 竜二 氏
  • 13:55〜14:40:マーケターからみた、印刷メディアの魅力 〜 お客様とのエンゲージメントを実現するために 〜@Smart Factory Zone:
    • マルケト 小関 貴志 氏
  • 14:00〜15:00:印刷加工業からシステム開発業へ! GiHのデジタルトランスフォーメーション@モリサワブース
    • GiH 木戸 敏雄 氏
  • 14:30〜16:30:Japan Color認証制度デジタル印刷認証@東京ビッグサイト会議棟
    • 小森コーポレーション 波多野 孝司 氏
    • 日本印刷産業機械工業会 大久保 寿男 氏
  • 14:55〜15:35:紙、復活。@Smart Factory Zone:
    • 日本HP 山田 大策 氏
  • 15:00〜16:30:「ひと目で惹きつける」デジタル加飾の成功事例@東京ビッグサイト会議棟101号室
    • 島津印刷 島津 延義 氏
    • ユーメディア 佐々木 弘知 氏
    • ミヤギパッケージ 森 武司 氏
    • 帆風 須藤 高幸 氏
    • Mr. Kevin Abergel, MGI Digital Technology
    • ブライター・レイター 山下 潤一郎 氏(モデレーター)
  • 15:30〜16:30:パーソナル人工知能のマーケティング変革@モリサワブース
    • SENSY 渡辺 祐樹 氏
  • 15:50〜16:35:M&Aとテクノロジー活用で持続的成長を目指す@Smart Factory Zone:
    • アサプリホールディングス 松岡 真一郎 氏


【7月28日(土)】
  • 11:00〜13:00ラベルパッケージ分野で拡大するデジタル印刷商材@東京ビッグサイト会議棟
    • 共進ペイパー&パッケージ 鍛治川 和広 氏
    • 花王 蓮見 裕威 氏
  • 11:00〜12:00:デジタルメディアとしての紙を考える@モリサワブース
    • アウトブレインジャパン 本間 充 氏
  • 11:30〜12:10:海外におけるRtrupress Jet520を活用した On Demand Book のシステム最新事例@Smart Factory Zone:
    • SCREEN 中尾 誠一 氏
  • 12:30〜13:30:「デザインの力 × 地方創生」Adobe Design Jimoto@モリサワブース
    • TEKITO DESIGN Lab 蛭子彩華 氏
    • アドビ システムズ 川島 修治 氏
  • 13:00〜13:40:ハイブリッドワークフロー "超絶 " ビフォーアフター@Smart Factory Zone:
    • リコージャパン 堀越 隆 氏
    • メディアテクノロジージャパン 徳田 尚子 氏
  • 14:00〜15:00:印刷会社のマーケティング戦略と自社ブランドの確立~デジタル×アナログを繋げる紙のアイデア~@モリサワブース
    • フジプラス 江藤 直軌 氏
  • 14:30〜16:30:軟包装・ラベル分野における水性フレキソ印刷の現状と課題@東京ビッグサイト会議棟
    • TSIプランニング 塚田 昌 氏
  • 14:55〜15:35:ラベルPOD x IoT でラベル印刷の未来を創る@Smart Factory Zone:
    • コニカミノルタジャパン 那須 雄介 氏
    • メディアテクノロジージャパン 佐々浦 映展 氏
  • 15:30〜16:30:多様性へのメッセージ 〜2018年ユニバーサルデザイン書体のさらなる広がりと活用〜@モリサワブース
    • モリサワ 澤村 明子 氏
  • 15:50〜16:35:9社のパートナー各社の「Smart Factory」の考え方と将来(各社5分のプレゼンテーション)


【7月29日(日)】
  • 10:30〜11:15:Changing extensive offset capacities to optimized systems in digital print@Smart Factory Zone:
    • Mr. Francisco Martinez, Straub Duck & Medien AG
  • 11:00〜13:00:オフセットとデジタルのハイブリッド利用が生み出す印刷物の新たな形@東京ビッグサイト会議棟
    • 佐川印刷 佐川 正純 氏
    • 一粒社 宮原 健太郎 氏
  • 11:30〜12:10:Smart Factory 発進 〜ホリゾン・富士フイルムグループ連携により実現する新たな印刷物生産システム@Smart Factory Zone:
    • FFGS 宮城 安利 氏
    • 富士ゼロックス 荻野 賢 氏
  • 13:30〜14:30:鉄道と書体から見える“もじ鉄”の世界@モリサワブース
    • デザイン急行 石川 祐基 氏
    • アドビシステムズ 岩本 崇 氏
  • 13:55〜14:40:EPAC社の究極のダイナミック・サプライチェーン(仮題)@Smart Factory Zone:
    • Mr. Sasha Dobrovolsky, EPAC Technologies
  • 14:30〜16:30:商業印刷での高速輪転インクジェットデジタル印刷機の可能性@東京ビッグサイト会議棟
    • ウイル・コーポレーション 若林 圭太郎 氏
    • バリューマシーンインターナショナル 宮本 泰夫 氏
  • 14:55〜15:35:紙、復活。@Smart Factory Zone:
    • 日本HP 小池 亮介 氏
  • 15:50〜16:35 We Put it All Together@Smart Factory Zone:
    • Mr. Tom-Oʼ Brien, AccuLink
  • 文字と印刷のワークショップ@モリサワブース(時間不明)

【7月30日(月)】
  • 10:00〜N.A.:商業印刷とパッケージングのためのLED- UVの進歩@東京ビッグサイト会議棟607号室
    • Mr. Steve Metcalf, AMS Spectral UV
  • 10:30〜11:15:We Put it All Together@Smart Factory Zone:
    • Mr. Tom-Oʼ Brien, AccuLink
  • 11:00〜13:00:激変する出版分野におけるデジタル印刷普及の現状@東京ビッグサイト会議棟
    • ニューブック 豊川 竜也 氏
    • PHP研究所 高畑 千恵 氏
  • 11:00〜12:00:多様性へのメッセージ 〜2018年ユニバーサルデザイン書体のさらなる広がりと活用〜@モリサワブース
    • モリサワ 澤村 明子 氏
  • 11:30〜12:10:B2枚葉デジタル印刷機の導入効果を最大限に上げる活用術@Smart Factory Zone:
    • コニカミノルタジャパン 岸本 一成 氏
  • 12:30〜13:30:ママ目線で見るフォトブック&プリントサービス ~BtoCの訴求方法を考える~@モリサワブース
    • フォトグッズレビューサイト「コドモノ!」ライター 末松 麻美 氏
    • 面影屋 湯浅 夏奈 氏
  • 13:00〜13:40:テクノロジー&プラットフォームベンダーが語る未来の印刷プロダクションの在り方@Smart Factory Zone:
    • レゾロジック 池野 弘明 氏
    • コンテンツワークス 荻野 明彦 氏
    • フライデーナイト 長沼 耕平 氏
  • 13:55〜15:40:Print Different @Smart Factory Zone:
    • Mr. Alon Bar-Shany, HP
  • 14:00〜15:00:印刷業界のSmart Work Innovation@モリサワブース
    • 富士ゼロックス 杉田 晴紀 氏
  • 14:30〜16:30:フレキソ印刷による拡張ガマットと付け合せによる市場開拓と付加価値向上@東京ビッグサイト会議棟
    • コダック 田嶋 信介 氏
  • 14:55〜15:35:欧州出版会社におけるデジタル印刷化に向けての品質最適化成功事例紹介! 〜同じ悩みを持つ日本でも通用する?!〜@Smart Factory Zone:
    • Mr. Francisco Jose Jimenez, Konica Minolta Business Solution Spain 
  • 15:30〜16:30:印刷会社が取り組むインバウンドと地方創生ビジネス@モリサワブース
    • 第一印刷 政浦 義輝 氏
  • 15:50〜16:35:Changing extensive offset capacities to optimized systems in digital print@Smart Factory Zone:
    • Mr. Francisco Martinez, Straub Duck & Medien AG


【7月31日(火)】
  • 10:30〜11:15:Chain-Productivity 〜デジタル時代の "つながりの生産性" 〜@Smart Factory Zone:
    • 水上印刷 河合 克也 氏
  • 11:00〜13:00:インバウンド需要を取り込むためのテクノロジーとソリューション@東京ビッグサイト会議棟
    • 日本インバウンド連合会 中村 好明 氏
    • ONE SAMURAI JAPAN 浦久保 康裕 氏
  • 11:00〜12:00:若い印刷営業の方にも知ってもらいたい、 組版の歴史と「伝える組版」について@モリサワブース
    • 新潮社出版 金川 功 氏
  • 11:30〜12:10:最先端DMエボリューション!「Re;p」が提供するデジタル x プリントメディアソリューションの全貌@Smart Factory Zone:
    • ファインドスター 渡邊 敦彦 氏
    • グーフ 岡本 幸憲 氏
  • 12:30〜13:30:2020年までに知っておきたい多言語の話@モリサワブース
    • モリサワ 阪本 圭太郎 氏
  • 13:00〜13:40:PODをもっと儲かるビジネスに変える 〜Batchingによる高効率生産の実現〜@Smart Factory Zone:
    • リコージャパン 井上 秀人 氏
  • 13:55〜14:40:CIP4最高技術責任者が語る JDF/ XJDF の最新動向@Smart Factory Zone:
    • Dr. Rainer Prosi, CIP Organization
  • 14:00〜15:00:JIS安全色から考えるカラーユニバーサルデザイン@モリサワブース
    • カラーユニバーサル機構 田中 陽介 氏
    • 沖データ 小宮 壮一郎 氏

2018年7月4日水曜日

気になる印刷機材・資材など@IGAS2018

印刷機材展 IGAS2018の出展企業がWebで発表している情報をベースに、「気になる出展機材・資材」をまとめてみました。皆さんのご参考になれば幸いです。

なお、まだこれからも発表は続くと思いますので、引き続き追加していく予定です。また、「こんな機材も出るらしい」「これにも要注目」みたいなタレコミ(笑)も大歓迎!皆さまからの情報お待ちしています:

  • ソフトウェアなど:
    • 小森コーポレーション KP-Connect:
      • KOMORI ソリューションクラウド
    • FFGS Fujifilm Smart Factory:
      • 富士ゼロックス 次世代工程管理ワークフロー Production Cockpit(参考出品)
      • 富士フイルム XMF 次世代バージョン(参考出品):
        • XMF Entry・XMF Mainstream・XMF Advanced
      • ファインジェットプルーファー PRIMOJET SOFT XG Ver.5.8(パネル展示)
      • PHOENIX V7(参考出品):
        • 紙器パッケージ印刷向け 面付け・プランニングソリューション
      • WAVE 15P-Series:
        • ウエーブ製自動化システム 
    • スマートファクトリー向け自動化ワークフロー@キヤノン
    • 品質保証を省人化するオプションユニット@コニカミノルタ(参考出展)
    • SCREEN EQUIOS Online Ver.5:
      • Webポータルシステム
    • Agfa APOGEE 11
    • Agfa APOGEE Drive AutoPilot
    • マーケティングソリューション@コニカミノルタ
      • 顧客行動解析サービス、マーケティングオートメーションの構築など
    • HP PrintOS
    • HP Tech Fair:
      • 将来発表予定のテクノロジー
    • モリサワ LayoutSquare:
      • システム内で生成される印刷用データの文字組版に特化したモジュール
    • グーフ PC Oneflow/ Print of Things:
      • 「印刷 x デジタルメディア」をオープン&ダイナミックに実現するソリューション
    • グーフ Re;p:
      • パーソナライズ/リターゲティングDM発送ツール
  • B1枚葉インクジェット機:
  • B2枚葉インクジェット機:
    • 富士フイルム Jet Press 720S:
      • 後加工機まで連携させたデモ
    • コニカミノルタ AccurioJet KM-1:
      • B2枚葉デジタル印刷の最適ワークフロー
      • 紙器・パッケージ用デジタル印刷ワークフロー
    • 小森コーポレーション Impremia IS29:
      • オフセット印刷とのカラーマッチング
    • キヤノン VOYAGER(印刷サンプルのみの展示):
      • 写真画質プロダクション機
  • 輪転インクジェット機:
  • フルカラートナー機:
  • オフセット機:
    • 小森コーポレーション LITHRONE G37P(GL-837P):
      • H-UV L (LED) 搭載A全判反転機構付8色オフセット枚葉印刷機
    • 小森コーポレーション LITHRONE G37(GL-437):
      • H-UV L (LED) 搭載A全判4色オフセット枚葉印刷機
    • RMGT 1050V1LX-6 + CC + LED-UV + 2LD:
      • B全判6色オフセット印刷機(薄厚兼用印刷機)
    • RMGT 920PF-8 + LED-UV:
      • A全判8色片面・両面兼用オフセット印刷機
    • RMGT 340HA-4 + LED-UV:
      • A3判縦通し LED-UV封筒印刷システム
  • 後加工機:
  • ワイドフォーマット機:
    • 富士フイルム Acuity Ultra 3.2 & 5 Meter UV Roll to Roll Printer:
      • 超高画質・高速UVインクジェットロールプリンター
    • 富士フイルム UVIQUE(ユビーク)技術
    • Agfa ANAPURNA H2050i LED:
      • 多機能UVインクジェットプリンタ
    • キヤノン TOUCHSTONE(参考出展):
      • 隆起印刷ソリューション
  • シール・ラベル用デジタル印刷機:
    • SCREEN Truepress Jet L350UV+LM
    • ミヤコシ MLP10L:
      • ラベル用オフセット間欠輪転機
    • 岩崎通信機 LabelMeister EM-250H(水性インクジェット機, 花王ブースに展示)
  • 用紙・最終成果物など:

ところで、前回のIGAS(2015年)やdrupa(2016年)と比べると、各社のWebでの情報発信量が格段に増えています。こんなところにも時代の流れを感じます。2020年のdrupaでは、さらにWebでの情報発信が増えることを期待します!


2018年6月26日火曜日

IGAS2018の見どころまとめ

2018年7月26日(木)〜7月31日(火)、東京ビッグサイトにて国際総合印刷テクノロジー&ソリューション展 IGAS2018 が開催されます。4年に1回ドイツで開催される国際印刷機材展 drupa がその時のトレンドを反映して「XX drupa」と呼ばれるのをマネて今回のIGASを名付けると、例えば以下のようになりそうです:

  • Smart Factory IGAS
  • 協業 IGAS
  • 顧客体験価値(CX) IGAS

最大のブースを構える小森コーポレーションは、ブースの中心にKOMORIソリューションクラウド KP-Connect を配置して「コネクテッド・オートメーション」の実演を行います。これは、MIS・プリプレス・プレス・ポストプレス・をKP-コネクト プロで自動連携することで、印刷工場のスマートファクトリー化を推進するものです。

また、FFGSも次世代の印刷工場「Fujifilm Smart Factory」を紹介します。これは、ブース全体を一つの工場に見立て、受注から制作・印刷・後加工までの全工程にわたって可視化・自動化・効率化を実現した印刷物生産システムになります。

デジタル印刷機材メーカー9社は、共同で Smart Factory Zone をプロデュースします。このエリアでは各社機材の連携によるスマートファクトリーの実演に加えて、計40のセミナーが開催されます。なお、メンバーはキヤノン、FFGS、グーフHPホリゾンJ Spiritsコニカミノルタリコースクリーンです。

ハイデルベルグ・ジャパンは、drupa2016で初公開されたB1枚葉インクジェット機 Primefire 106 を紹介します。その際、特設シアターでVR技術を使って製品を紹介する「Primefireスーパージャーニー」を実施するなど、Primefireの世界を体験する展示となります。

また、出展各社が開催するセミナーは、例えば「小学館が美術書印刷に選んだ新デジタルクオリティー」(コニカミノルタ)や「ーケターからみた、印刷メディアの魅力」(Smart Factory Zone)など、顧客体験価値を高める印刷サービスのヒントが得られるものが目に付きます。

今年2月に開催された page2018では「デジタル印刷機の多色化」「広い色域・色の安定性」「デジタル印刷機の用紙対応性「デジタル加飾」が話題になりました。今回のIGASでは、それらを「顧客体験価値に落とし込む」提案が行われることが期待されます。

IGASでは、AI, IoT, MA といった新しいテクノロジーやインクジェット機, デジタル加飾機, カメラ・センサーを搭載した検査機といったすごいスペックの新しい機材など、たくさんの目新しいものが紹介されます。個人的には「ブロックチェーン」ベースの機材も出ていて欲しいのですが、それはdrupa2020のお楽しみかもしれません。

印刷会社がそれらを導入・活用して売上・利益を伸ばすためには、スペックの高さや目新しさに惑わされず(笑)、「Smart Factory」「協業」「顧客体験価値」といった売上・利益増大につながるキーワードを意識しながら、あなたの会社の戦略にあったものをしっかり選ぶことが大切です。ぜひ、IGASでさらなる成長のきっかけをつかみましょう!

ところで、drupa2016 前後に書いた Smart Factory 関連記事はこちらになります。当時、「smart drupa」なんて言っていたのは私だけだったような(笑)。ご参考までに:

スマート工場はdrupa2020でどう進化するか?

『スマート作業着』開発パートナー絶賛募集中!

drupa2016に向けて:スマートワークフローでスマート印刷工場を!

drupa2016に向けて:『スマートdrupa』へようこそ!


追記:IGASに出展された最新の印刷機材・資材を分野別にまとめた「IGAS2018速報!まとめ(最終版)」を書きました!こちらもあわせてお読みください (^ ^)(2018年8月6日)


2018年6月12日火曜日

「2022年の日本の広告費(予想)」から見える印刷サービス機会


みずほ銀行産業調査部「みずほ産業調査/58 2017 No.2」(2017年12月7日発行)によれば、インターネット広告費は2021年にテレビ広告費を逆転し、2022年には2兆1,514億円に達します(なお、2022年におけるテレビ広告費は1兆9,650億円)。

2022年には、インターネット広告費は(印刷業界とも関係が深い)プロモーションメディア広告費(1兆9,683億円)をも上回ります。プロモーションメディアには、屋外、交通、折込、DM、フリーペーパー・マガジン、POP、電話帳、展示・映像他が含まれています。ちなみに、2017年当時、それは2兆875億円でインターネット広告費の約1.4倍の規模でした。

国内総広告費に占める割合をみると、2017年時点では「34%(プロモーションメディア)・31%(テレビ)・21%(インターネット)」だったのが、2022年時点では「29%(プロモーションメディア)・29%(テレビ)・32%(インターネット)となる見込みです。

この中期予測の背景として、みずほ銀行産業調査部は2021年以降における「東京オリンピック・パラリンピック特需の剥落と共に、広告主による広告予算配分の見直しも想定」されることを挙げています。

また、このような変化が見込まれる市場においてメディア事業者に求められる戦略として、フルファネルのマーケティングプラットフォームを構築すべきだと指摘しています。そして、その際に求められる能力として以下の3点を挙げています:

  • プレミアムコンテンツ制作力:
    • 高品質・広告主のブランドイメージを崩さない・集客力が高い
  • データ統合力:
    • ユーザーIDを通じて、複数のデバイス、サービスをまたいでユーザーの利用情報を把握
  • 広告関連技術:
    • ユーザーデータを活用した効率的な広告配信を可能に
    • テレビ並に単価を得るためのブランディングコンサルティングも提供

このような市場環境で、印刷会社はどのような方向性を取ることが求められるのでしょうか。例えば、以下のようなものが考えられます:

  • Webメディアと印刷媒体を組み合わせたマーケティングプラットフォームを構築すること:
    • あるいは、そうしたマーケティングプラットフォームの構築・運用を支援すること。
  • コンテンツ制作力を高めること
  • 印刷媒体からもユーザーの利用情報を把握できるサービスを提供すること
  • ユーザーデータを活用した印刷サービスを提供すること、など

こうした取り組みは、既存の印刷物発注企業が「東京オリンピック・パラリンピック特需の剥落」の中で売上・利益を維持・拡大することに貢献できますし、中小規模の印刷会社でも実践できます。7月に開催されるIGAS2018(国際総合印刷テクノロジー&ソリューション展)では、上記のような取り組みを進めるための機材もたくさん紹介されることが期待されます。

ぜひ、2022年を見据えたサービス機会を捉えることで、東京オリンピック・パラリンピック後も継続的に成長できる体力をつけてください!

『カタログ x DM x Web』で売り上げを伸ばす!

2018年3月12日、goof.lab(東京・五反田)で Beyond Digital Lab キックオフセミナー「デジタルのその先へ。」が開催されました。その中で、通販会社ディノス・セシール Chief e-Commerce Officer (CECO) 石川氏は、カタログとWebの特徴を以下のように分析しました:

  • 新規顧客獲得における強み/弱み:
    • カタログ:
      • 若年層の入り口としては親和性は △
      • 年配層は伸び代 △
    • Web:
      • 若年層への有効なリーチ手段多い ◎
      • 年配層もECでの買い物体験が増えている ◯
  • 顧客維持における強み/弱み:
    • カタログ:
      • リーチ確率が高い ◎
      • 都度のコストが大きい ×
      • フリークエンシーが長い ×
    • Web:
      • リーチ確率が低い ×
      • 都度のコストが小さい ◯
      • フリークエンシーが短い ◎

つまり、カタログとWebは対立するものではなく、むしろそれぞれの長所を組み合わせて相互補完できる相性の良いメディアなのです。

ところで、ディノス・セシールは昨年11月、ECとDMをリアルタイムで連携させるCRMを2018年4月から開始することを発表しました。これは、「カタログとWeb」にさらにデジタル印刷DMを組み合わせる施策で、カタログ(というか紙媒体)の持つ「リーチ確率が高い」という特徴を活かしつつ、「コスト」や「フリークエンシー」に関する弱みを改善するものです。

4月からの取り組みでどのような成果が出るのか。ぜひ、紙媒体を使いこなしてECでの売り上げを伸ばしていただきたいです (^ ^)

株式会社ディノス・セシール CECO (Chief e-Commerce Officer) 石川 森生 氏

2018年5月15日火曜日

パリ五月革命ポスター

50年前(1968年)の5月、パリで五月革命が起こりました。学生が求めた教育制度改革を政府が拒否したことに端を発し、フランス全土へと革命は広まりました。フランスの調査会社IFOPが昨年11月に発表した世論調査結果によれば、国民の78%がこれを「重要な出来事」だと評価していることからも、その影響の大きさが伺えます。

五月革命の際、たくさんの人を巻き込み連帯感を育んだメディアのひとつにポスターがあります。日々状況が変わる中で慌ただしくつくられたため、その多くが単色でデザインやメッセージもシンプル。印刷方法は主にシルクスクリーンですが、学生など職人ではない人たちが刷ったため、曲がって印刷されていたり一部がこすれてしまっていたり。

しかし、そんなポスターは荒々しさも含めとても魅力的で、多くの美術館やアートコレクターが収集しています(私もわずかですが集めています)。今年は革命50周年ということで、五月革命ポスターを集めた展覧会もパリのエコール・デ・ボサール(2018年2月21日〜5月20日)で開催されています。

50年経っても世界中でたくさんの人に愛される印刷物をつくりたい。毎年5月はそんな気持ちを新たにする季節ですが、今年は特に強く感じます。